2024.6.7
それは、何の前触れもなく、唐突に目の前に現れた。
前から狙っていた欲しかったものが、自分の手の届くところにある。
手を伸ばせば手に入る。
そんな誘惑が目の前に…。
だが、それは甘いワナだった。
私は自分がワナに掛かることなど全く考えもしていなかった。
いや、常にリスクは考えていたつもりだった。
が、今回は勝ち取れる自信があった。
そのため、まさかここまで酷い状況に追い込まれるなんてことは想像していなかった。
あぁ、苦しい…。
早くこの荷物を捨ててラクになりたい…。
現状とエントリー根拠
さて、こんなことを言っても何一つ伝わらないだろうから、一つ画像を表示しよう。
上の画像は2024.6.8時点のゴールド(GOLD:XAU/USD)の4時間足チャートだ。
エントリーしたところは2点。
最初のエントリーは悪くなかったと思うが…
まず、1点目のポジションは…。
最初にエントリーしたポジション①
- 通貨ペア:ゴールド(GOLD:XAUUSD)
- 売買区分:ロング(買い)
- 約定価格:2376.52
- ロット数:0.1 lot
なぜ、ここでエントリーしたのか、ということをハッキリさせておくことが重要だ。
エントリーした根拠をまとめると以下のとおり。
ポジション①のエントリー根拠
- 長期足では強い上昇トレンド
日足では上昇チャネルの範囲にあり、下降チャネルの下限に反発して上昇した - 上昇フラッグが発生した ← 痛恨のミス!
- 下降の戻り高値(水平線)を超えて上昇した
上述したとおり、長期・短期ともにロング優勢と考えて、どこでエントリーするか様子をみていた。
4時間足チャートでは、強い下降の後、徐々に下降の勢いが落ち着いていくような波形になった。
そして、日足チャートで引いていたチャネルの下限ラインで下降が2回とまって、ダブルボトムのような形を形成。
その後、強めの上昇が表れて、今まで超えられなかった安値ラインを高値更新。
この時点で「下降の勢いが削がれてきて上昇していくのかな?」という考えに変わった。
その後、リターンムーブで意識されている価格帯(水平線)にタッチ後、再度上昇していく様子をみたときに…
「これはトレンド転換したっぽいな。乗り遅れないうちにロングエントリーしちゃお♪まぁ下がる可能性もあるから、軽めのロットで入って、水平線まで下がったら追加エントリーするか。」
という考えでエントリーした。
と、ココでブログを書いているときにミスに気が付いた。
コレ…上昇フラッグじゃない!と。
実は、フラッグというチャートパターンは今まで考えたことがなくて、最近知ったばかりのものだった。
そのため、間違えて解釈してたことが判明した。
ホントのフラッグは下の図が正しい。
そのため、今回私が上昇フラッグが出現した、と騒いでいたのは間違いだった。
チャートパターンではなかったということは、一つロングするための根拠が減ったことになるので、その分勝率が落ちてしまうことになる。
そもそも、最後の戻り高値を上抜けしたからといって、4時間足チャート上では完全に上昇トレンドが始まったとは言えない。
ただ、少し焦ってエントリーしたかもしれないが、現時点での私の考えでは、このエントリー自体はそこまで悪いエントリーポイントではないと思う。
追加エントリーは暴挙だった
今回の問題点は、下降してきた時点で追加でロングエントリーしたこと。
これはナンピンといわれる、やってはいけない最悪の手法。
これで大負けしてもう二度とやらない、と誓ったのにまた繰り返してしまった。
確かに、追加エントリーしたところは意識されていた水平線だったし、ここで下降が止まれば底キャッチできたことになり、そうなればめっちゃいいエントリーポイントになったかもしれない。
ただ、そこで止まるかどうかはだれにもわからないし、勢いよく落ちてきているときに拾うのはギャンブル的要素が強すぎた。
なので、この追加エントリー(ナンピン)が原因でロスカットされるなら仕方がない。
自分が無能過ぎたと反省して、次のトレードに活かすことにしよう。
考えられる敗因は…ストップロス
今回の敗因、というかトレードの反省点を洗い出してみる。
一番悪かったのは、もちろん「損切りをしなかった」こと。
前回、損切りした後に価格が戻ってきてて、「あーあ、やっぱり損切りしなきゃよかったなぁ」という思いがどうしても残ってたんだと思う。
だから、今回も「長期的には上昇トレンドだし、下がるとしても水平線まででしょ。」
って相場を舐めてたところがあった。
だから、損切りしなかった…いや、できなかった。
そもそも、今回は「利確も損切りも曖昧にしたままエントリーした」ことがいけなかった。
どの時間足で、どのぐらいの利益を狙っているのかを決めないまま「上がりそうだから勝っておくか♪」みたいなノリでエントリーしたことがダメダメだった。
いつもはちゃんと複数のシナリオを立てて、それぞれの損切り位置や利確位置を明確にして、計画どおりの値動きになったらエントリー…という流れでトレードをしていた。
なのに、今回はそこまで考えていなかったことが最大の敗因だったのかもしれない。
あと、今思えば、もちろん長期的には上昇トレンドではあるのだが、4時間足レベルだと上昇の勢いが削がれてきていることがわかる。
それは移動平均線(200SMA)の角度をみても明らか。
なので、200SMAの下側に価格がいる…ということは一時的に下がるかもなぁ、と考えておく必要があったのかもしれない。
まだ損切りしていない理由は…
実は、まだこのポジションは保有中である。
ここまで反省しているのに、なぜこのポジションを損切りしないのか?
と自問自答してみた。
答えは…損切りするタイミングを逃したから。
というか、今損切りしてもほぼ全額ロスカットと変わらないから。(残金の約90%を損失中)
なので、今損切りしても、もう少し耐えてロスカットされても大して変わらないなら、リバウンドしてくるのに賭けよう、っていう感じ。
それに、長期的には上昇トレンドなので、まだ上昇する余地があることもひとつの要因。
確かに、エントリーした時点での根拠はもう崩れている。
が、スイングトレードで考えると、今から上昇する可能性は十分にある。
上の画像はゴールドの4時間足チャートを縮小したもの。
見てわかるとおり、4時間足のチャネルは下抜けしているが、最安値である水平線を下抜けたわけではない。
ということは、大きな視点でいうとまだ下降トレンドにはなっていない、ということ。
だったら、この水平線で反発されて上昇する可能性は十分にありそうだ。
ちなみに、高勝率ゴールド手法に合致している値動きになっているため、逆にここからロングエントリーするのはアリかもしれない。
※高勝率ゴールド手法の詳細は↓の記事を参照。
逆に、さらに下降するシナリオも想定しておく必要がある。
現在の下降の勢いが強いため、この水平線を突き破って下降していく可能性は十分にある。
実体レベルで水平線を下抜けすると、さらに下降していくことが予想されるため、このシナリオが的中してしまうと、残念ながらさすがに強制ロスカットになってしまう。
ただ、ヒゲで貫通する程度で、実体レベルでは水平線を超えられないということになれば話は別。
このラインが意識されていることがわかれば、そこから上昇に転換する可能性も十分にある。
そもそも、ゴールドは比較的水平線が意識されやすいので、可能性としては十分にある。
どちらに転ぶかはわからないが、月曜日が楽しみになってきた。
(別の口座でゴールドをロングしたくなる…今度はちゃんとストップロスを入れて)
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