FXゴールドトレード(XAU/USD)の今後の値動きを分析して、自分の立てたシナリオどおりに動いたらエントリーする。
これだけで資金は少なくとも3倍に増やせることができます。
今回は、2024.5.26時点でのテクニカル分析(チャート分析)、今後のゴールドの値動きを予想し、トレードの計画を立てていきます。
仮想のシナリオをいくつか構築しておくことで狼狽しないトレードが可能になります。
監視足(4時間足)チャートをチェック
まずは、監視足である4時間足チャートから見ていくことにします。
パッと見てわかるとおり、キレイな上昇トレンド中です。
ただ、エリオット波動でいうと1波~5波が終わったところ、と捉えることができますので、今後はある程度下降してくる可能性が高いです。
また、久しぶりに200日移動平均線を下抜けしていますので、上昇の勢いが落ちてきたと考えるトレーダーが多いと思われます。
ただし、ダウ理論でいうとまだ上昇トレンドが継続していますので、長期的には買い(ロング)が優勢です。
ちなみに、上昇トレンドではなくなるときは、上昇のエリオット波動でいう4波(数値でいうと2,284ドルあたり)のラインを明確に下抜けたときになります。
それまでは、基本的には上目線の方が勝率が高いです。
このような状況からどのように戦略を立てていけばいいかを考えてみます。
と、その前に、長期足チャートで環境認識をしておきましょう。
- ダウ理論:上昇トレンド継続中
- エリオット波動:上昇5波が終了?
- オシレーター:久しぶりに200SMAを下抜け→下降強い?
日足をチェック
次に、上位足である日足を確認します。
4時間足と同じで上昇トレンドが継続していることがわかります。
また、エリオット波動は4時間足チャートで見ていた波とは別に、大きな波でもエリオット波動をカウントすることができます。
ただ、4波・5波は同じ波になることから、やはり今後は下降の波を作っていく可能性が高いです。
ということで、日足チャートでは4時間足と同じ分析結果になりました。
週足をチェック
おまけで週足チャートも見ておきましょう。
週足でも上昇トレンドが続いていますね。
日足チャートで見ていた波からさらに視野を広げて波を数えてみると、エリオット3波中であることがわかります。
そして、その1波の長さ分が3波で伸びると考えると、もう少しだけ伸びしろが残されています。
その仮説どおり動くのであれば、長期的にはまだ買っていけるかなと思います。
ただ、週足レベルでトレードするのなら…という前提なので、デイトレーダーが「週足チャートで買いサインが出ているから買いだ!」と判断することはできません。
あくまで、全体的な方向性を確認するにとどめておきましょう。
メインシナリオ:戻り売りorライン下抜け売り
4時間足~週足までのチャートを分析してみてわかったことは、すべてのチャートが上昇トレンド中であったことです。
ただ、日足・4時間足ではエリオット波動の5波が終わったとも分析できますので、短期的には調整フェーズに入るか下降トレンドが始まる可能性もあります。
ということは、長期的には買い(ロング)目線になりますが、短期的には売り(ショート)を狙う方が勝率が高そうです。
ということで、今回はショートエントリーするためのシナリオを考えてみます。
上の画像はゴールドの4時間足チャートです。
短期的な下降を狙うとすれば、まずはどこまで下降するのか…その目的地の目星をつける必要があります。
と言っても、どこまで下がるかなんてことは誰にもわかりません。
そのため、「このまま下降したとき、多くのトレーダーはどの価格帯を意識するか」という視点で考えてみることにします。
そう考えると、真っ先に思いついた価格は上昇トレンド最後の押し安値(2,284ドル)でした。
なぜかというと、この価格を下抜けるということは上昇トレンドではなくなるからです。
逆に言うと、この価格を明確に下抜けてしまうと「トレンド転換した!下降トレンドが始まる…じゃあ売り♪」と考えるトレーダーが多くなり、さらに下降の勢いが加速される可能性があります。
ということで、直近の下降の勢いも踏まえてシナリオを立ててみると…
- 現時点から少し調整された後、移動平均線にぶつかって再度下降をスタート
- 水平線(2,284ドル)で一度反発されて上昇
- 再度下降し、水平線を下抜け
- リターンムーブした後に再度下降
このような値動きになるかなぁと考えました。
このシナリオに沿ってエントリーポイントと利確を考えてみると…
①移動平均線に当たって下降したところでショートエントリー
利確位置は水平線まで、損切りは移動平均線の少し上
②水平線を下抜け→リターンムーブつけたところでショートエントリー
利確位置は上昇エリオット3波の起点(2,160ドル)まで、損切りは水平線の少し上
上述した2点がショートエントリーできるポイントになるかと思います。
どちらもリスクリワードが1:3以上ありますし、勝率もそこそこありますので、このシナリオどおりに動いていたら狙っていこうと思います。
サブシナリオ:下降の勢いが止まったら…
FXは自分の思ったとおりにはいかないものです。
そのため、メインとなるシナリオの他に、自分と正反対の動きになったときのシナリオも考えておきます。
考えられるシナリオとしては、現在値が最安値となって上昇していくパターン。
これは、メインシナリオで考えていた移動平均線を上抜け、さらに直近の最後の押し安値ライン(2,371.8ドル)も上抜けたときの値動きを示します。
このような値動きがあると、下降の勢いが削がれてしまい、再度下がっていく可能性が低いのかなぁと思います。
このときの対処法としては、とりあえず明確なシグナルが出るまでは様子見するしかないです。
エントリーできるとすれば、直近高値を上抜けしたブレイクエントリーか、再度下降トレンドを形成したときにショートを狙うかになります。
また、水平線(2,284ドル)まで下降するが、それから急激なリバウンドがあるパターン。
このような値動きはゴールド&シルバーにときどき出現する値動きなので、一応気にしておいた方がいいかもしれません。
そもそも、この水平線はトレーダーの多くが注目している価格帯になりますので、全く反発せずに下降する可能性は低いと思います。
であれば、少しのリバを狙ってロングエントリーを検討するのも一つの手です。
反発しそうなプライスアクションやチャートパターンが出たら狙ってみましょう。
損切り位置が水平線の少し下になることでリスクリワードが高くなるのでコスパがいいと思います。
まとめ
最後に、今まで分析した結果をまとめておきます。
時間足 | 分析結果 |
---|---|
監視足(4H) | ・上昇トレンド ・エリオット波動5波終了か? ・200SMAを下抜け…下降強い? |
日足 | 4Hと同じ |
週足 | ・上昇トレンド ・エリオット3波中? |
あと、シナリオ構築についてのまとめ。
パターン | シナリオ詳細 |
---|---|
メインシナリオ | 4H足レベルでの下降をショートエントリー EP①:200SMAに当たって下降したところ 損切り:200SMAの少し上 利確:水平線まで EP②:水平線下抜け→リターンムーブの後 損切り:水平線の少し上 利確:上昇エリオット3波起点(2,160ドル) |
サブシナリオ1 | 現時点からすぐに上昇 対策:とりあえず様子見 |
サブシナリオ2 | 水平線まで下降するが、大きく反発して下がらない 対策:水平線上の値動き次第でロングを狙う |
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