2024.5.12時点でのテクニカル分析(チャート分析)によって、今後のゴールドの値動きを予想し、トレードの計画を立てていきます。
仮想のシナリオをいくつか構築しておくことで狼狽しないトレードが可能になります。
監視足(4時間足)チャートをチェック
まずは、監視足である4時間足チャートから見ていくことにします。
パッと見てわかるとおり、キレイな上昇トレンド中です。
わかりやすい波で動いているので、エリオット波動5波目がスタートしたことがわかります。
200日移動平均線に何度も下降を止められてからの急上昇だったので、上昇の起点からロングエントリーした人はかなり利益があったのではないかと思います。
ちなみに、私はエントリータイミングが早すぎたので、今回の急上昇でやっと含み益が出た状態です。
このまま利確しようかと思いましたが、まだまだ伸びそうな流れだったのでポジションを保有したまま週明けを迎えることになります。
大きな流れとしてはロング優先ですし、逆三尊のようなチャートパターンも見えますので、直近高値までは利益を狙えるかなぁと思います。
念のため、長期足で環境認識をしておくことにします。
日足をチェック
次に、上位足である日足を確認します。
4時間足と同じで上昇トレンドですね。
日足で見るとエリオット波動の形がわかりやすいです。
1点気になるところとしては、2波の押し目より4波の押し目の方が深くなっています。
ということは、上昇の勢いが2波のときよりは落ち着いているのではないかと考えることができます。
逆に、調整が大きい分、反発も大きい場合もありますが…。
いずれにしても、エリオット5波はそこまで利益を狙いに行くポイントではありませんので、直近の最高値までで利確するのが手堅いトレードになりそうですね。
ただ、直近最高値を超えてくると過去最高値を更新することになりますので、さらに上昇していく可能性を秘めていますね。
週足をチェック
次は、週足チャートです。
ずっと意識されていた最高値のラインを上抜けていることがわかります。
そのため、壁となるものがないことから急上昇しているのかなぁと思われます。
この上昇をエリオット波動1波と定義するのなら、1波がどこまで伸びるかはわかりませんので、短期的には細かくロングエントリー&利確するのがいいかと思います。
が、いつかは上昇が頭打ちとなって2波になりますので、そのときはうまく3波の流れに乗りたいところです。
ただ、波形的にはある程度2波の期間も長いはずなので、3波スタートは秋以降になるかもしれませんね。
月足をチェック
最後に月足を見ておきます。
月足チャートは先月チェックしたので、前回と同じ目線で変わりありません。
これも上昇トレンドですね。
ゴールドはそもそもの商品価値が高いため、ファンダメンタルズ分析的にも長期的に上昇していくことが予想されます。
また、月足でもエリオット波動がカウントできそうですね。
現在は3波中ですね。
とりあえずの3波目標地点は2,500ドルあたりになるかと思われます。
そのため、あと100ドルぐらいの値幅は取れそうですね。
ただ、月足という超長期間での話になりますので、長期ホールドする予定がない私には参考程度に留めておくぐらいになりそうです。
メインシナリオ:押し目を作ってから上昇
4時間足~月足までのチャートを分析してみてわかったことは、すべてのチャートが上昇トレンド中であったことです。
ということは、基本的には買い(ロング)目線の方が勝率が高いことになります。
そのため、「どこで買うか?」を考えていくことにしましょう。
上の画像は、ゴールドの15分足チャートです。
一番理想的な波形は…
- 上昇した波形に対するフィボナッチリトレースメント38.2%のラインまでトレンドをつけて下降
- ライン上で反発して上昇(チャートパターンがあれば最高)
- 上昇した後のナナメラインを上抜け(リターンムーブがあればさらに高確率)
このような波形を描いて下降・上昇してくれると、ほぼ100%の確率で上昇してくれます。
ここまで理想的な形にはならないと思いますが、なるべく上述した条件が当てはまれば、積極的に高ロットでロングエントリーしたいところです。
エントリーポイントはFR38.2%のラインで反発を見せたところか、ナナメラインを超えたところですね。
損切り位置は基本的にラインを下抜けたあたりになりますので、ライン付近でロングを入れる方が勝率は下がりますがかなりリスクリワードのいいトレードができます。
高勝率トレードをする場合は、ナナメラインを抜けたところでエントリーする方がいいです。
利確位置は2つ候補があります。
1つは直近高値である2377.5ドルあたり。
2つめは過去最高値である2400ドルあたり。
確実に利益を取るのなら直近高値で利確するのがいいですが、いずれは2400ドルを目指していくので、多少のリスクを覚悟するなら保有し続けるのもアリだと思います。
- エントリーポイント:FR38.2ライン or ナナメラインを超えたところ
- 損切り:FR38.2ラインの少し下
- 利確:直近高値(2377.5) or 過去最高値(2400)
サブシナリオ1:すぐに上昇
サブシナリオ…つまり、プランBも考えておきます。
メインシナリオでは現在値よりもう一段下降することを想定していますが、上昇の勢いが強いことから下降せずに上昇していく可能性も十分考えられます。
ゼッタイにFR38.2まで下降すると思って待ち構えていても、実際に下降してこなければチャンスを一つ失うことになってしまいます。
まぁエントリーポイントは無限にありますので、自分のシナリオどおりにならなければ無理してエントリーする必要はありません。
が、別のシナリオを考えておくことで、エントリーする機会を一つ増やすことができます。
で、下降せずに上昇していくパターンが来たときの対応ですが、基本的な考え方はメインシナリオと同じです。
現在引いているナナメラインを上抜けたときや、そのリターンムーブがあったときにロングエントリーします。
損切り、利確ラインも同じです。
サブシナリオ2:横軸調整からの三角持ち合い
プランCも考えてみました。
今の波形から見ると、もう少し横軸調整が入る可能性もあるかも…と考えました。
横軸調整になった場合はディセンディングトライアングル(ディセトラ)になる可能性が高いですね。
あまり長く続いてしまうと、FR38.2のラインを下抜けてしまうかもしれませんが、いずれかの時点でナナメラインを上抜けて上昇していくと思います。
このシナリオになると、エントリータイミングが少し難しくなりますし、下降する可能性が少し上がってしまいますが、基本的にはロング目線でいこうと思います。
ロングエントリーを見送るタイミングとしては、FR38.2のラインを下抜けてしまったときですね。
まとめ
最後に、今まで分析した結果をまとめておきます。
時間足 | 分析結果 |
---|---|
監視足(4H) | ・上昇トレンド ・エリオット波動5波目がスタート ・200MA&逆三尊からの上昇中 |
日足 | ・横軸調整→上昇 ・エリオット4波が2波より深く押し目をつけている →上昇が弱くなった? |
週足 | ・上昇→横軸調整→上昇 ・超えられなかった最高値を更新したため、強く上昇するか |
月足 | ・上昇トレンド ・エリオット3波中 ・3波の目標地点は2,500ドルあたり |
あと、シナリオ構築についてのまとめ。
パターン | シナリオ詳細 |
---|---|
メインシナリオ | ・押し目を作って上昇 ・意識されるラインはFR38.2(2350.87) ・ラインで反発orナナメラインでロングエントリー ・損切りはラインの少し下、利確は直近高値 |
サブシナリオ1 | ・現時点からすぐに上昇 ・それ以外はメインシナリオと同じ |
サブシナリオ2 | ・横軸調整が発生 ・ナナメラインを上抜けたらロング、下抜けたら様子見 ・損切り、利確は同じ |
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私は3つのシナリオを考えていましたが、どのシナリオにも当てはまりませんでした。
想定以上に下落の勢いが強く、FR61.8%のラインまで下降してくることになりました。
ただ、それでも長期的には上昇トレンドが崩れたわけではないので、上目線でチャートを監視していました。
すると、61.8%ラインで下降が止められ、かつ下降のトレンドラインを上抜けてくれたので、そろそろ上昇してくれるかなとロングエントリーするタイミングを図っていました。
そして、V字でのリターンムーブがあった後、長いヒゲ陰線が出たタイミングで「もうこれ以上下がる可能性は低いな」と考えてロングエントリーしました。
ただ、自分の中では自信満々なトレードではなかったため、少なめのロットでエントリーしました。
で、いい押し目があればピラミッティングする予定でした。
結果的には、それ以上の押し目を作ることなく直近高値付近まで上昇してくれたので、謙虚目に利確しました。
今後、もう少し伸びる可能性もありますが、少し前から保有しているポジションのマイナススワップが地味にダメージがあったので、いったん利食いした感じです。
今後の戦略としては、直近最高値を上抜けたら再度ロングエントリーしていこうかなぁと考えています。