ゴールド（Gold=XAU/USD）のトレードにおいて、高勝率な3つのリバ取り手法を公開します。
といっても、私の尊敬するプロのFXトレーダーさんがYoutubeに公開してくれていますので、それを私なりにまとめたものになります。
前提としては、ゴールドのチャートで大きな下降を待ち、その反発を狙ってロングエントリーする手法となります。
まずは、結論から。
- 1時間足：陽線確定を待つ（リバ取りの最低条件）
- 4時間足：陽線確定を待つ（コレだけでも強い根拠）
- ゴールドの鉄板手法でエントリー（メイン手法）
それでは、それぞれの手法の詳細を解説していきます。
１．1時間足での陽線確定を待つ
まず、リバ取りをするうえでの最低条件としては「1時間足での陽線確定を待つ」ことです。
なぜならば、ゴールドは一直線に価格が進むことが多いので、短期足でのリバウンドや横軸調整ぐらいの根拠でロングエントリーしてもすぐに損切りにかかってしまいます。
そのため、リバ取りを狙うなら最低でも1時間足での陽線を確定してからロングを狙うようにしましょう。
もちろん、1時間足の陽線が確定したからといって、その後上昇していく保証は全くありません。
しかし、それすら確認せずにテキトーにロングするのは低確率でしか勝てないギャンブルをしているのと同じです。
ムダな負けを減らしていきましょう。
２．４時間足での陽線確定を待つ
次の手法は「４時間足での陽線確定を待つ」ことです。
カンタンなことですが、1時間足の陽線確定よりも4時間足の陽線確定の方が根拠が強いからです。
大きな下降のリバ取りをするのならば、可能な限り下降の勢いが止まったことを確認したいところです。
それを確認する方法としては、4時間足レベルで陽線が確定したという事実を見るのが一番です。
また、それ以外のプライスアクション…例えば、大きな下ヒゲや下ヒゲ連発、ダブルボトムや逆三尊なども使えると思います。
ただ、ゴールドはリバウンドするときもイッキに上昇することがよくあるので、「ダブルボトム出るまではロングしない」などと決めつけていると、いつまで経ってもエントリーできるタイミングが来ないこともありますので、柔軟に対応することが必要です。
３．ゴールドの鉄板手法でエントリーする
今回のメインとなるお話です。
ゴールドは他の通貨ペアにはない独特の値動きがあります。
そして、今回の手法はそれをうまく利用したものになります。
まず、ゴールドは下降していくときに一定のパターンで動くことがあります。
その流れは…
- 大きな下落
- 横軸調整 or 短期リバ
- 再度、大きな下落
- 大きなリバ
基本的にはエリオット波動の考え方と同じです。
が、通常の通貨ペアではエントリーしずらい4波が、ゴールドではオイシイところになります。
それぞれ、解説していきます。
１はエリオット波動でいう1波となります。
エリオット波動1波は基本的にエントリーが難しすぎるのでスルーします。
２はエリオット2波ですね。
このときは、まだ下落の勢いが強いため、2波でもエントリーするのは見送った方が無難です。
いつ3波がスタートするかわかりませんので…。
３は通常のエリオット波動で一番狙うべきポイントである3波になります。
今回はリバ取りの話ですので割愛しますが、このエントリーポイントも基本的には狙っていきたいところです。
順張りになりますし、1波の値幅分は伸びてくれるため、損切り・利確も設定しやすくて安定の高勝率エントリーポイントになります。
４は今回のメインであるポイントです。
通常の通貨ペアだと4波はたいして大きなリバとならずにエントリーしても利益になりにくいところです。
しかし、ゴールドに関しては違います。
V字を形成するぐらいの大きな値幅を狙うことができますので、積極的にエントリーしたいポイントになります。
実際のチャートを使ったパターン事例
一つ目の事例は2023年12月頃の4時間足チャートです。
これは教科書的にキレイなエリオット波動を描いていますし、今回の鉄板パターンどおりの値動きをしています。
この4波は急上昇していますので、上昇の起点からエントリーできた場合はストレスフリーで爆益を得られたことになります。
次は、1の2カ月前の2023年9月頃の4時間足チャートです。
このチャートは2波が短くてすぐに3波が始まっています。
その分、下降のチカラが強いと考えられます。
そのせいかどうかはわかりませんが、4波がスタートするのが少し遅れていますね。
このように、3波が終わった後にすぐ4波が来ない場合もありますので、エントリータイミングを図るのは慣れが必要です。
次は、2022年8月～10月の4時間足チャートです。
ここは2つの下降が続いている場面です。
1度目の4波はそこまで大きなリバではありませんが、2回目の4波は急上昇していますね。
これは長期的に下降のチカラが強かったため、1回目の4波がそこまでリバらなかったのかなぁと考えられます。
そのため、このような値動きがあることも想定して、「ゼッタイに3波ぐらいまでリバる」と考えて利益を欲張りすぎるのは注意です。
また、気が付いた方もいるかと思いますが、大きな視点で見ると↑のようなエリオット波動で動いていることがわかります。
今回はこちらのような値動きで見た方がわかりやすいため、リアルチャートでこの波を見ることができていたら、4波でのリバ取りで莫大な利益を得ることができますね。
まとめ
- ゴールドの下落パターン：①大きな下落 → ②横軸調整or短期リバ → ③大きな下落 → ④大きなリバ
- ③大きな下落 or ④大きなリバを狙っていく
- リバ取りでは1H足や4H足の陽線実体を待ってからエントリーすると勝率が高い
＜おまけ＞
ゴールド手法と銘打っているためゴールドトレードで特に効果的な手法ですが、ゴールドと同じような値動きをするシルバーでも使うことができます。
また、この手法と併用して、チャートパターンやライン（水平線・トレンドラインなど）を取り入れて分析することでより根拠が強くなることから、さらに勝率を高めることが可能です。
＜参考動画＞
今回の記事作成にあたっては、↓の動画を参考にさせていただきました。
いつも有料級の動画を惜しげもなく公開していただき、ありがとうございます。
作者：ハイトレFX億トレーダーへの道 様
