ふるさと納税の説明は無数にあるサイトで説明済かと思いますので、ココではふるさと納税したら何がトクになるのか、具体的にどういうやり方をすれば一番効率的なのか、を自分の失敗を踏まえての解説をさせていただきます。
ふるさと納税制度をサクッと復習しておくと…
- ふるさと納税=地域への寄付という意味
- 地域からすれば寄付=収入が増えるので嬉しい→リピーター狙いでお礼
- 寄付者はお礼の品+税控除で一石二鳥
ふるさと納税と言うが、どこの自治体(市区町村)に何回寄付してもOK
このように、寄付した人も寄付された自治体も嬉しい、という一見いい制度に見えますが、寄付した人が住んでいる自治体はその分の税収が減ることになるので、三方よしにはならないところが賛否両論でている制度です。
(個人的には、0歳~18歳までふるさとの税金で子育て・教育・医療などを受けて育てた挙句、都会に出て行って使った養育費を回収できない地方の方が可哀そうな気がするので、本当に地元に寄付するのなら良くできた制度だとは思います。)
ふるさと納税する方法
ふるさと納税を行う方法はとっても簡単。
ふるさと納税ができるサイトに行き、買い物をするかの如く商品を選んで購入するだけ。
全く寄付しているような感覚ではありません。
このカンタンさがいいのですが、制度を誤解して「なかなか商品が発送されないんですけど…」みたいな人がレビューで言ってたりすので・・・と思います。
ふるさと納税できるサイト
ふるさと納税できるサイトは以下のとおり。
ついでに個人的なオススメランキングにして紹介します。
1位:楽天ふるさと納税 … 楽天ポイントの還元率ヤバすぎる!
2位:ふるなび … Amazonギフト券の還元あり。
3位:さとふる … 返礼品の発送が早い。
4位:ふるさとチョイス … 掲載数No.1。
ふるさと納税できるサイトは上記以外にも多数ありますが、個人的には楽天が一番です。
楽天経済圏で生きている人にとっては異論はないと思います。
よって、今後は楽天でふるさと納税する方法を解説していきます。
やることは上限額チェック・寄付する・税控除の手続き
楽天ふるさと納税サイトでも説明してくれていますが、やることは3つだけです。
1.自分がふるさと納税できる上限を知る
ふるさと納税した金額に応じて税金を減額してもらえるのですが、住民税所得割の20%が上限と決まっています。
なので、自分の上限額の目安を知っておかないと、ふるさと納税しても十分なメリットを受けられないばかりか損することもあり得ますので、面倒ですがチェックしておきましょう。
上限額は↓のシミュレーターを使えば便利です。
楽天ふるさと納税のサイトを開き、左側のメニュー一覧の下の方に「税金控除のシミュレーション」がありますので、どちらかの方法でシミュレーションすればある程度の上限額がわかります。
- かんたんシミュレーター(初心者用。給与収入、扶養家族を選ぶだけで目安額を表示。)
- 詳細版シミュレーター(上級者用。給与だけでなく他の所得や各種控除も網羅。自分で所得や控除がわかる人向け)
2.寄付する
ふるさと納税(寄付)するのはとってもカンタン。
楽天市場のトップ画面から「ふるさと納税」と検索するか、ふるさと納税専用画面へ。
で、欲しい返礼品を選んで、普通に購入するように決済していくだけ。
気を付けるポイントとしては「ワンストップ特例する?(申請書いる?)」っていう質問にYesとするかNoとするかです。
ワンストップ特例申請とは…寄附先に特例申請書を提出すれば、確定申告しなくても税控除が受けれますよ、という制度です。(通常の寄付は確定申告しなければ税控除はありません。)
ただし、寄付先が6市区町村以上になった、または(医療費控除などの)確定申告をした場合はワンストップ特例申請が無効になってしまいます。
なので、6自治体以上に寄附する予定、または確定申告する予定の人はワンストップ特例申請書は必要ありません。(税金のムダになるのでやめましょう)
3.税控除の手続き
ワンストップ特例申請を行う人は、寄付先から申請書が送られてくると思いますので、記入して返送すれば手続き完了です。
特例申請をしない人は、確定申告書を作成するときに領収書を見ながら寄附金控除を申告すれば手続き完了です。
個人的には、ワンストップ特例申請したけど、やっぱり確定申告する必要がでてきたときに、寄附金控除の申告を忘れてしまう人がいるので、確定申告する方が確実だと思います。確定申告するときに寄附金控除の申告を忘れてしまうと、寄付していても(ワンストップ特例していても)控除ナシとなってしまいます。(もちろん、後から更正の請求で申告し直すこともできますが、面倒ですよね。)
もっとトクする手法
ふつうに楽天でふるさと納税(寄付)するだけでも十分トクしますが、楽天スーパーポイントを組み合わせることで、現時点で最高にトクする方法を公開します♪
楽天ポイントを最大限活用
まず、楽天で寄付することの最大のメリットはこの2点。
- 寄付なのに通常と同じように楽天ポイントがもらえる
- 寄付するときに楽天ポイントが使える
楽天ポイントがもらえる、ということは…
- お買い物マラソンの買い回りのときに1店舗とカウントされる。(10店舗まわるときに便利)
- 他のキャンペーン(5と0のつく日、勝ったら倍、など)と組み合わせると更にポイントバック。
のようなメリットがあります。これは楽天ならではの特権ですね。
また、楽天ポイントを使えるので、期間限定ポイントの消化にも便利です。
寄付は12月がベター
寄付するのはできるだけ12月にする方がいいです。
理由は、寄附金控除は1月から12月までの所得や控除の内容で上限が決まるからです。
なので、例えば「去年は〇〇円ぐらいだったから◆◆円までふるさと納税できるなぁ」と思って春、夏頃に寄付していたのに、給料が下がったり退職したり、医療費が多額にかかったことで医療費控除を申告したりすることで、寄附上限額が下がってしまうことがあります。(経験談より)
よって、12月に一気にするのが確実ですが、少なくとも10月ぐらいまでは限界を攻めない方が無難です。
返礼品は課税対象なので注意
寄付したときの返礼品がふるさと納税の醍醐味(旨味)ですが、税法上、返礼品は課税対象となります。
といっても一時所得に該当しますので、普通の人は返礼品をもらったからといって税金がかかることはほとんどありません。
影響が大きいのは、高所得者でふるさと納税額が200万円を超えるような人です。
現在の返礼品は寄付額の30%に抑えられていますが、200万円分の寄付をすると単純に60万円分の返礼品を受け取ることになります。
一時所得は年間50万円を超えた部分は課税所得となりますので、多額の返礼品をもらった挙句に無申告状態だと税務署から追徴される場合がありますので注意です。
また、保険の満期返戻金や解約金をもらったときも一時所得になりますので、ふるさと納税の返礼品と合わせると一般人でも申告しなければいけない場合もあります。(追徴ペナルティはイタイので気を付けてください。)
ちなみに、他の一時所得としては、賭け事(競馬・競輪など)の払戻金、懸賞の賞金、GoTo関係の利益分などが該当します。