以前にポンド/豪ドルのシナリオを立てていました。
しかし、予想した値動きにならずにエントリーを見送ったことがあります。
今回は、その後の値動きをみると高勝率で勝てるポイントに来ていることがわかりましたので、具体的なエントリーのタイミングを計っていこうと思います。
前回シナリオを立てた内容の続きになりますので、詳しくはこちらの記事をご覧いただいた後に続きを読んでいただければより理解が深まるかと思います。
環境認識
前回立てたシナリオや環境認識を基に若干追加して再度環境認識してみます。
とはいえ、一度環境認識はしているので今回は日足チャートを省略します。
これはGBP/AUDの週足チャートです。
高値・安値を切り下げているので下降トレンドが継続中です。
現在値は、下降トレンドが始まる前の上昇トレンド中に何度か下降を止められた重要な水平線を下抜けているところです。
ということは、それ以降はめだつ壁があまりないため、青のチャネル下限ぐらいまで下がってくる可能性があります。
つまり、ガッツリと下がるかもしれない…そうなったらショートで一気に稼ぐことができそうです。
で、4時間足チャートへ。
週足で引いた重要水平線を下抜けたところから、エリオット波動をカウントします。
そうすると、比較的キレイな波形をしており、現在は3波継続中とみることができます。
ちょうど、3波が1波の安値を下抜けてきたので、ここから1波分の伸び分を取ることができそうです。
ただし、2波の戻りが比較的大きかったことから、1波の伸び分しか3波が伸びないと考えると利益は多くて150pipsぐらいになりそうです。(それでも十分ですが…)
適切なエントリーポイントを探す
どの値動きになっても対応できるように複数のシナリオとエントリーポイントを考えてみます。
ちなみに、現時点でショートエントリーできる根拠は↓のとおり。
・週足~1時間足のすべてで下降トレンドを形成
・エリオット3波とみると、1波を抜けた戻り売りの形
・オレンジの水平線も機能していそう
シナリオ1:現在値からすぐに下降する
現在値は既にそこそこいいエントリーポイントだと思われます。
そのため、今後すぐに下降が始まるパターンで考えます。
現在値のプライスアクションを観察して、下がっていきそうな値動き(例:陰線2本が出た、ダブルトップが出た、など)があれば、それに飛び乗りエントリーが有効です。
まぁある程度反発を受け入れるつもりで速攻エントリーでも、ある程度保有していれば勝てるとは思います。
あとは、利確と損切をどうするかですが…
利確は、1波にラインを引いたものを3波の起点に合わせたあたりが利確ラインの一つの目安になります。
損切は、直近で下降が止められたラインを明確に抜けてきたところとします。
これで、リスクリワード比が約1:2になりますので非常にコストパフォーマンスが高いエントリーポイントになります。
シナリオ2:しばらく調整が続いた後に下降
次は、この地点からしばらく調整(もみ合い)が続いた後に下降していくパターンです。
このパターンに入ると、すぐにエントリーした人はなかなか下降していかないことに焦って損切したり建値決済したりしてしまうことがあるので注意が必要です。
しかし、このようなシナリオを考えておくことで狼狽しなくて済みますね。
具体例として、1波の安値ラインを中心に狭い範囲で上下に値動きが動いて、2~3日経った後に下降していくパターンです。
このようなときは、パターン1と同じで下降していくプライスアクションを確認してからのエントリーか、リスクリワードを高めるためになるべく上昇した価格でエントリーするかです。
シナリオ3:前回安値を上抜けてきたら様子見
週足、日足、4時間足で下降トレンドになっているからといって、今から100%下降するとは限りません。
そのため、明確に上昇トレンドの波が形成されてしまったら、その後にショートエントリーするのは一旦控えた方がよさそうです。
↑のチャートのようにわかりやすく上昇することはないかと思いますが、このような形になったらエントリーを控えましょう。
このようなパターンの場合、大抵はもう少し上昇していきます。
ただ、次は週足の重要水平線や移動平均線にぶつかったときに下降してくるかもしれませんので、次のショートエントリーする機会を待ちましょう。
まとめ
・週足、日足、4時間足のすべてで下降トレンド
・週足レベルで前回安値を下回っているので、更に下降が進む確率が高い
1.現在値からすぐに下降
2.調整期間を経て下降
3.前回安値を上抜ける
・速攻エントリーのときは、含み損や調整期間のポジション保有が必要。
・プライスアクションをみたあとにエントリーする方が勝ちやすいが、エントリーする前に下降してしまうかも。
追記:エントリー結果
シナリオ1に近い値動きとなりました。
私は長い上髭陽線が出たことにより「これ以上は上昇しないかなぁ」と思ってショートエントリーしました。
その後、予定どおり下がってきたのですが、途中で再度上昇した値動きがあったため、下値が重いのかなぁと思っていました。
そして、下降のあとの調整期間の途中で利確しちゃいました。
結果的には、その後戻しの上昇があった後に予定した価格帯まで下がっていきました。
これを取れなかったのは少し悔しいところはありますが、概ねシナリオどおりにトレードできたのでよかったのかなぁと思います。
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