結論:次の大きな波に備えて調整中だが…
まず、現状の結論から。
現在のゴールド市場は、歴史的なレジスタンスをブレイクした後の急騰が一段落し、高値圏で次のトレンド発生に向けたエネルギーを溜めている「調整・持ち合い」の局面と見ています。
今後半年間の基本戦略は、この力強い上昇トレンドを前提とした「押し目買い」となります。
ただし、短期的な調整局面入りの可能性も十分にあるため、重要なサポートラインを見極めることが極めて重要です。
以下、各時間足のチャートを基に詳細を解説します。
1. 月足分析(長期視点)

歴史的レジスタンスのブレイクで上昇トレンドへ
2011年と2020年につけた高値を結んだレジスタンスライン(チャート上部の②ライン)を、2023年末から2024年にかけて明確に上放れしています。
これは10年以上にわたる上値の重しがなくなったことを意味し、極めて強力な買いシグナルです。
そして、相場は新たなステージに突入しました。
上昇トレンドはまだ序盤
長期的な下値支持線(チャート下部の①ライン)から見ても、安定した上昇トレンドが継続しています。
ブレイク後の上昇角度は急ですが、これは新しい価格帯に移行した初期段階によく見られる動きです。
短期的には過熱感があるものの、長期的にはさらなる上値余地があると見ています。
2. 週足分析(中期視点)

上昇トレンドの継続か、調整かの分岐点
2023年後半から引ける急角度の上昇トレンドライン(チャート中央の③ライン)が、現在の中期的なトレンドの生命線となっています。
このラインにサポートされている限り、強気相場は継続していると判断します。
調整の可能性と押し目買いポイント
このトレンドラインから価格が上方に大きく乖離する場面もあり、いつ調整が入ってもおかしくない状況です。
もし価格が下落してきた場合、最初の重要な押し目買いの候補となるのが、このトレンドライン③付近(現在3,100ドル~3,200ドル)です。
このライン③を明確に割り込むまでは、強気相場が継続するでしょう。
3. 日足分析(短期視点)

エネルギー凝縮中の三角持ち合い
短期的な値動きを見ると、上値が④水平線の価格帯である約3,440ドルで抑えられる一方、下値は切り上がっており、⑤トレンドラインを引くことができます。
これは、強気のチャートパターンである「アセンディングトライアングル」(三角持ち合い)を形成しています。
このチャートパターンは、上昇の途中で買いの圧力が徐々に強まっていることを示唆しており、近いうちにレンジをどちらかにブレイクする可能性が非常に高い状況です。
短期的な攻防の焦点
セオリー通りであれば、この三角持ち合いは上にブレイクする可能性が高いと考えられます。
3,440ドル~3,450ドルのレジスタンスを終値で明確に超えてきた場合は、新たな上昇波の始まりと見て、追随買いの絶好の機会となるでしょう。
逆に、下値を結んだ黄色いサポートライン(現在約3,300ドル)を割り込んだ場合は、週足レベルの調整が始まると判断し、前述の週足サポートライン(3,100ドル~3,200ドル)までの下落を視野に入れる必要があります。
今後半年(6か月)のシナリオ予測
以上の分析から、今後半年間のシナリオを以下のように予測します。

【メインシナリオ:確率60%】 レンジブレイクから史上最高値更新へ
しばらくアセンディングトライアングル(アセトラ)の範囲内で価格が推移したあと、近い将来にレンジブレイク(範囲外へ価格が動くこと)が発生します。
長期足からの分析結果、及びアセトラの性質上、上抜ける可能性の方が高いと思われます。
今まで突破できなかったライン④の壁を上抜けることができれば、そこからさらに上昇トレンドがスタートすることを意味しますので、最高値を更新して上昇していくものと考えられます。
- 短期: 日足のアセンディングトライアングル内(3,300ドル~3,440ドル)での値動きが継続。
- 中期: 溜め込んだエネルギーを上方へ放出し、3,450ドルのレジスタンスを明確にブレイク。これを合図に再び力強い上昇トレンドが発生。
- 長期: 上昇が加速し、3,800ドル~4,000ドルを次の目標として目指す展開。史上最高値の更新が続く。
【サブシナリオ:確率30%】 調整局面へ移行
サポートライン⑤を下抜けてしまったパターン。
中期的な視点では、調整局面に突入する可能性についても言及しましたが、それがもうしばらく続くようであれば、このようなシナリオになります。
ただ、全体的には強い上昇トレンドが継続していますし、サポートライン⑤を下抜けてしまっても、さらに下にあるサポートライン③はかなりトレーダーから意識されている重要なラインですので、ココを下抜ける可能性は低いでしょう。
そのため、短期的にはサポートライン⑤までは「売り」、そこから反発の兆しがあれば「買い」エントリーしていくと勝率が高いと思います。
- 短期: サポートライン⑤(3,300ドル)を下にブレイク。これにより短期的な下落トレンドへ転換。
- 中期: ポートライン③(3,100ドル~3,200ドル)まで下落。この水準で強い買いが入り、反発できるかが焦点。
- 長期: サポートライン③で下げ止まれば、再度上昇トレンドへの回帰を目指す動きとなる。もしここも割り込む場合は↓の【悲観シナリオ】になるが、その可能性は低い。
【悲観シナリオ:確率10%】
サブシナリオで「サポートライン③を下抜ける可能性は低い」と言いましたが、残念ながらそのラインを下抜けてしまったパターン。
このラインを下抜けた場合、次にあるサポートラインは水平線⑥(3,000ドル)あたりになります。
これは、直近相場でのレジスタンス・サポートとなっていたラインですし、3,000ドルというキリのいい数字でもあります。
さすがにココを下抜ける可能性はかなり低いと思いますが、もしサポートライン③を下抜けたと判断できれば、3,000までは売りエントリーできそうです。
まとめ・注意点
短期的にはレンジ相場が続く可能性が高いですが、中長期的には再度上昇に転じ、史上最高値を更新していく可能性が極めて高いと分析します。
したがって、戦略としては、サブシナリオで示した重要なサポートライン③(3,300ドル、および3,100ドル~3,200ドル)まで引きつけて買う「押し目買い」が有効と考えられます。
ただし、各国の金融政策(特に金利動向)や地政学リスクといったファンダメンタルズ要因は、テクニカル分析の想定を覆す力を持っています。
常に最新の情報を入手し、予期せぬ値動きにも対応できるよう、資金管理を徹底することが勝利の鍵となるでしょう。
【使用したAI】
・ChatGPT
・Google AI Studio
2つのAIに長期・中期・短期の3つのチャートを読み込ませて、テクニカル分析してもらった内容を基に本記事を作成しております。
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