152円の壁を越えてきた米ドル/円。
イッキに160円まで上昇しましたが、その後ジェットコースターのように152円まで逆戻り。
さて、この後はどう動くのか?
どのように戦略を立てていけばいいのか?
この疑問に対していくつかの対策を考えてみました。
主に長期的な視点での考え方ですので、スキャルピングでガンガン稼ぐというよりは、のんびりとお金を増やすイメージで読んでいただければと思います。
メインチャート(4時間足)
まず、私が監視足(メイン)としている4時間足チャートから見ていきます。
2024年3月か中旬から1カ月弱の横軸調整を経て、152円を超えての上昇。
そこからイッキに160円まで上昇していくものの、上ヒゲで急激に戻されます。
その後は、ダブルトップの形を作って急下降していき、現在は1カ月前の上昇の起点に戻ってきています。
この値動きから予想できることは2つあります。
- 意識される152円まで戻ってきたので、ココで値動きが止められたら再度上昇していく。
- 下降の勢いが強そうなので、いったん調整として下降していく。
ただ、この後どちらに動いていくのかは誰にもわかりません。
が、どちらに動いても対応できるようにシナリオを考えておきましょう。
と、その前にシナリオを考えるための材料として、環境認識を行う必要があります。
ということで、4時間足よりも長期足となる日足、週足、月足チャートをチェックしてみます。
日足チャートは上昇トレンド
次はUSDJPYの日足チャートです。
わかりやすい上昇トレンドを形成中ですね。
日足チャートで見るとさらに152円というラインが意識されていることがわかります。
2023年10月~11月にかけての上昇でもダブルトップを作って下降していました。
ということは、このラインは現在の下降の流れを止めるチカラがありそうですね。
逆に、このラインを抜けてしまうと、前回の下降のように大きな下落になる可能性はあります。
そのため、152円を下抜けた場合は短期的には売り(ショート)を狙う方がいいかもしれません。
152円の次に意識される数値としては、キリ番である150円か、200日移動平均線である148.5円あたり、あとは週足チャートで引いているトレンドライン(146.5円)かなぁと思います。
ただし、まだ上昇トレンドであるため、上述した価格帯を下抜けなければ多少の含み損を抱えるつもりで買っていくのもアリかなぁと思います。
週足チャートも上昇トレンド
次は、USDJPYの週足チャートです。
週足チャートは日足と同じような波形のため、あまり特筆すべきことはありません。
単純に上昇トレンドであることと、エリオット波動をカウントするなら5波が終わったところか3波中と判断できます。
このチャートだけを見て判断するとすれば、買いの方が期待値が高いのかなと思います。
月足チャートはエリオット5波中?
最後は、USDJPYの月足チャートです。
月足では左側の波形が見えるためエリオット波動をカウントすることができました。
単純にカウントすると5波までカウントできますので、現在は5波中であることがわかります。
ただ、一つ懸念点としては1~3波の横軸に対して4波の横幅が短すぎる気がします。
そのため、現在の上昇は3波継続中とも考えることができます。
また、160円という価格はこのチャートでの過去最高値ラインになります。
なので、この価格で一度大きく下降されたことは想定内での値動きとも言えますね。
環境認識まとめ
日足・週足・月足チャートを見た結果をまとめておきます。
- 上昇トレンド継続中のため、買い優勢
- 現在値である152円は長期的にも意識されている数値
- 152円を下抜けると再上昇には時間がかかりそう
- 160円を上抜けるとさらに上昇する確率が高くなる
USDJPYのトレード計画(シナリオ)
メインシナリオ(シナリオ1)
環境認識から今後一番起きる確率が高いシナリオを考えてみました。
152円という数値がかなり意識されている現在の相場環境を考慮すると、現在の下降の勢いをもってしてもカンタンにはココを下抜けないと思います。
そのため、何度か152円を下抜けようとする動きを見せた後、再度上昇していくのではないかと考えます。
もしかしたら、また1カ月ぐらいの横軸調整を挟む可能性もあります。
しかし、この水平線を下抜けないのであれば、上昇トレンド中であるため再上昇するのは確実です。
エントリーするタイミングはダブルボトムや逆三尊などのチャートパターンができたときか、下ヒゲ連発での横軸調整が長いときなどがチャンス。
より勝率を高めるなら、4時間足レベルで長い陽線が確定したときですね。
損切りは、水平線を下抜けたとき…151円ぐらいでしょうか?
利確は、トレーダーの皆様が目標としている160円付近ですね。
- EP:水平線(152円)でのチャートパターンor横軸調整があったとき(下抜けないとき)
- 損切り:水平線を下抜けたとき(例:151円)
- 利確:160円付近
サブシナリオ(シナリオ2)
重要水平線である152円の壁が突破されたときのシナリオを考えておきます。
現在の下降の勢いから、152円の壁が突破されることも考えておく必要があります。
もし下抜けた場合は、次の壁となるものが出てくるまでは下がることになります。
そして、次に意識される壁は「前回の上昇前の高値である150.7円」、「日足チャートでの200日移動平均線(148.5円)」、「トレンドライン(147円)」の3つがあります。
このうちのどれかでは下降を止められる可能性が高いですので、それぞれのポイントまで下降してきたときの値動きをチェックします。
そして、抵抗されて上昇すればそのタイミングで買っていくのがベター。
ただ、買いでエントリーしたときは、152円の水平線が逆に上昇の壁になる可能性もありますので、利確ポイントを152円に設定すると疲弊せずに済むかもしれません。
そのため、できればある程度下がったところでロングするか、152円を下抜けたときのリターンムーブを待ってのショートがリスクリワードが高いエントリーができると思います。
- EP①:152円を下抜け → リターンムーブ → ショートエントリー
(損切り:152円を上抜けたとき 利確:伸ばせてもトレンドラインまで) - EP②:150.7円、148.5円、147円のいずれかで下降が止まったとき
(損切り:それぞれのラインの少し下 利確:152円)
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