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2024.2月 AUD/NZD(豪ドル/NZドル)の見通し・エントリーポイント

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豪ドル/NZドル(AUD/NZD:オージーキウイともいう)の現在までの値動きを分析し、今後の値動きを予想していきます。
いくつかのシナリオを立てておくことで自信をもってエントリーできますし、逆にエントリーを見送ることができて負けを防ぐこともできます。

豪ドル/NZドル(AUDNZD)のチャート分析

チャート分析を始めるには、基本的に長期足(月足→週足→日足)から始めていく方が方向性(トレンド)がわかりやすいです。
これを「環境認識」とか「MTF(マルチタイムフレーム)分析」と言ったりします。

例えば、短期的に下降していても、長期的には上昇トレンドが形成されていれば、ショート(売り)は逆張りになりますので、大きなリターンを狙うのは確率的に難しいということがわかります。

AUDNZD 月足:ずーっとレンジ

まず、AUDNZDの月足チャートから見ていきましょう。

2015年頃からずーっとレンジ相場になっています。

オーストラリアとニュージーランドは同じような地形・環境・経済なので、通貨強弱的にも同じような値動きになりやすいです。
そのため、基本的にはレンジ相場を形成しやすい特徴があります。
…残念ながら、それ以外に分析することはありません。

裁量トレードには関係ないですが、トラリピにピッタリの通貨ペアですね。

AUDNZD 週足:方向感がわからない

次は、AUDNZDの週足チャートです。

週足チャートでは紫のレンジから大きく離れたのは上昇・下降ともに1度だけでした。

そのレンジ外からそれぞれトレンドラインを引いてみると、三角持ち合いのカタチになっていることがわかります。
三角持ち合いはその性質上、最終的にどちらかに大きく動くことになります。

現在値がレンジ中央にいることから、どちらに動いてもおかしくはありません。
こればかりは動く前から判断することは難しいので、どちらかに大きく動いた後に、その流れに乗っていくのが一番確実な方法です。

AUDNZD 日足:下降の方が強い!?

次は、AUDNZDの日足チャートです。

週足チャートで引いた2本のトレンドラインがある程度効いています。

ただ、下側のラインに5回目のタッチでラインを超えてしまい、大きめの下降がありました。
その後、価格はラインまで戻ってきています。

さて、この後はどうなるのでしょうか?

よくあるパターンだと、多くのトレーダーが「ラインを下抜けた、買っちゃお♪」となり、この後さらに大きく下がっていくことになります。

ただ、この下降はフェイク(騙し)であり、この後強く上昇していくことも考えられます。

しかし、現在の値動きからショートの方が勝つ確率は高いと思いますので、ショートエントリーについてさらに深く分析してみます。

<AUDNZD>チャート分析まとめ
  • ずーっとレンジ相場が続いている。
  • 去年から三角持ち合いのためエントリーしにくい
  • 直近の値動きは何度も止められているラインを下抜けている

AUDNZDのエントリーポイント

エントリーするには、自分の中でいくつかのシナリオを考えておき、そのとおりの値動きになったらエントリーしようと心がけています。
その方が自信をもってポジションを保有できますので、動揺してヘンなところで損切りや利確をしなくて済みます。

シナリオはすべて4時間足チャートで行います。
つまり、やや中長期(スイングトレード)目線でのトレードとなります。

シナリオ1:ダブルトップが出たらショートエントリー

ラインを下抜けた=下降の勢いが強い、という前提で第一候補となるシナリオを考えてみました。

やはり、今の位置がかなりショートエントリーをしやすい価格に来ていますので、すぐにでもショートエントリーしたいところですね。

ただ、少しでも勝率を高めたい人であれば、もう一つぐらい下降していくための根拠がほしいところ。
そのため、現在価格あたりで上昇していかない、または下降していくようなチャートパターンが出てくれると最高ですね。
よくあるパターンとしては前回ダブルトップからの下降がありましたので、再度ダブルトップになってくれるとフラクタル構造っぽくなり、ショートする根拠としてはかなり強くなります

なので、最高のエントリータイミングを待つには…

  1. ダブルトップができる
  2. 上ヒゲが何本かできる
  3. トリプルボトム or 三尊天井ができる

このようなチャートパターンが出てくれると即ショートエントリーできます。
ただ、必ず出現するとは限りませんので、待ってる間にエントリーを逃す可能性はありますので勝率をとるかチャンスを取るかは人それぞれです。

ちなみに、このパターンでの損切り・利確・リスクリワードは↓のとおり

  • 損切:ラインの少し上 (1.071)
  • 利確エリオット3波の安値 (1.059)
  • リスクリワード:2.8

最悪、ラインを上抜けて上昇して損切りされたとしても、うまく利確できればリスク以上のリターンが2.8倍もありますのでチャレンジする価値はあると思います。

シナリオ2:下降の勢いが弱いとき

メインシナリオより下降の勢いが強くない場合も想定しておく必要があります。

例えば、現在値から多少は下降するも、その後ズルズルと横ばいになってしまうパターン。
こうなると、ショートエントリーしても大した値幅は狙えませんし、下がるのを待っていると逆に上昇してしまう可能性もあります。

この場合は、下がり始める前にショートを打ち込めているのであれば、値動きが止まったり、チャートパターンが出てこれ以上下がりそうにないと判断できれば、謙虚利確するのもアリかもしれません。

シナリオ3:下がらずに上昇するパターン

まぁ、これは最悪シナリオです。

いうまでもなく、ショートを狙っているのでストップロスにかかって負けパターンになります。

ただ、まだショートエントリーをしていない状態で、急激に上昇してきたのであれば、ラインにぶつかったからといって、即ショートエントリーしなければ防げる損失になります。

値動きが観察できるのであれば、指値ではなく値動きを見ながら成行(リアルタイム)でエントリーしましょう。

結果…絶好のエントリーポイントを逃す

まだエントリーしていないので、エントリー&利確(損切り)した後、トレード日記代わりに結果を発表します。

結論からいうと…絶好のエントリーポイントを逃していました (><)

下のチャートはAUD/NZDの4時間足チャートです。

見てのとおり、かなりわかりやすい値動きで、想定したシナリオどおり動いてくれました。
シナリオ1で考えていたダブルトップが出現し、エリオット波動の5波をガツンと取れる場面でしたね。
なおかつ、下がってくるときにすべてダブルトップをつけていることから、今回のエントリーは売りの根拠が重なっていて、かなり勝率が高かったと思います。

このようなところで、ちゃんとエントリーができるようになりたいですね。
ちなみに、エントリーするとしたら、ダブルトップをつけて少し下がったところのナナメ線を下抜けたところ(EP①)か、ダブルトップの真ん中の安値からの水平線を下抜けたところ(EP②)がよかったのかなぁと思いました。

ただの言い訳になりますが、今週は仕事が忙しくてチャートをロクにみていなかったので、オージーキウイのチャート分析をしたことすら忘れていました。
次は、こういうチャンスをつかみ取れるように勉強&実践あるのみ、です。

続シナリオ:さらに下降していく→ショートエントリー

せっかくオージーキウイの分析をしていたので、今後の値動き予想とエントリーポイントを探してみます。

下のチャートは2024.2.23時点でのAUDNZD週足チャートです。

このチャートを見る限り、ローソク足の実体でトレンドラインを下抜けていることがわかります。
このことから、三角持ち合いはいったんの終了と考えられ、今後は下降トレンドを形成するのではないかと考えられます。
じゃあ、どこでショートエントリーしていくか…。
とりあえず4時間足を見てみましょう。

4時間足チャートをよく見てみると、前回は小さい波でエリオットをカウントしていて5波終了と分析していました。
ただ、下降エリオット5波が終了しても上昇していかない、となると、次は大きな波でのエリオットがカウントできることになります。
そのため、現在は下降エリオットの3波継続中であると考えてみることにします。

3波に乗っかっていくには、現時点の価格的に前回安値ラインを明確に下抜けしたことがだれの目にも明らかなようにチャート形成してくれるのが理想形です。
つまり、「あ、コレまだまだ下がるわ…売っちゃおう」って世界中のトレーダーが思ってくれれば、そのとおり下降していくことになります。

そのため、ショートエントリーができる理想のカタチとしては、ピンクの水平線あたりでダブルトップが作られることです。
これは、今まで3回もダブルトップ→下降という流れができているので、もう一度ダブルトップをつけるのであれば高確率で売り注文が殺到することが予想できます。

懸念点としては、前回分析したとおり、小さい波でのエリオット5波は終了しましたので、ここからロングエントリーを狙っている人も一定数いるだろうということです。
つまり、トレンド反転して上昇していく可能性も否定できないということ。
そのため、テキトーな感じでショートエントリーすると逆行したときにすぐ狩られてしまいますので注意が必要です。

まぁ4時間足チャート全体を見たときの印象は下降トレンドであり、トレンド転換している根拠は今のところありませんので、目線はショートでいいと思います。

今後の値動き次第ではショートエントリーを狙っていきたいところですね。

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今回の分析に使用したツールは「TradingView(トレーディングビュー)」というチャート分析サイトです。
インストールなどは必要なく、だれでも無料で使うことができます。
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