そもそもループイフダンって?
ループイフダンとはアイネット証券の自動売買ツールの一つです。
念のため、自動売買についてサクッと説明しておくと…
FXは裁量トレードとシステムトレード(自動売買)の2つの方法があります。
裁量トレードとは、自分で何をいくら購入して、自分の好きなタイミングで決済するという、通常のトレード方法のことです。
システムトレード(自動売買)とは、あらかじめ決めたルールによって、システムが自動的に売買してくれる方法のことです。
さまざまな自動売買ツールがある中で、ツールのシンプルさ・手数料・運用の手間などを考えた結果「アイネット証券のループイフダン」がいいかなぁと思っています。
なぜ、ループイフダンがいいのか、ということは↓をご覧ください。
ループイフダンの最適な設定は?
ループイフダンの設定はシンプルなのですが、その中でも自分で決めなければならないことがいくつかあります。
- 運用する金額はいくらにするか?
- 運用期間はどのくらいするか?
- どれぐらいのリスク&リターンにするか?
- 通貨ペアを何にするか?
↑の4つのうち、1~3は個人の収入・資産状況、家族構成、考え方などによって違いますので、最適解というのは出しにくいです。
例えば…
- 20代の独身の人で年収400万円ある
- 30代の男性で収入500万円の人が、パート収入の妻と2人の小さな子どもがいる
- 40代の女性で収入300万円の人が、ひとり親で子ども1人を養育している
- 50代の男性で収入500万円の人が、フルタイムの妻で同じく500万円稼いでいて、子どもはいない
↑の4人では、投資にかけることができる金額や、どの程度のリスクを取れるかは変わります。
しかし、「通貨ペア」はどの人にでも通用する最適解があります。
通貨ペアの種類
ループイフダンの通貨ペアは全20種類もある中から選ぶことになり、それぞれの個性があるため、なーんも考えずにテキトーに選ぶと失敗します。
外貨と日本円 | 外貨同士 |
米ドル/円 (USD/JPY) ユーロ/円 (EUR/JPY) ポンド/円 (GBP/JPY) 豪ドル/円 (AUD/JPY) NZドル/円 (NZD/JPY) カナダドル/円 (CAD/JPY) スイスフラン/円 (CHF/JPY) トルコリラ/円 (TRY/JPY) メキシコペソ/円 (MXN/JPY) 南アランド/円 (ZAR/JPY) | 豪ドル/スイスフラン (AUD/CHF) 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) 豪ドル/米ドル (AUD/USD) 英ポンド/米ドル (GBP/USD) NZドル/米ドル (NZD/USD) ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) ユーロ/米ドル(EUR/USD) 米ドル/カナダドル (USD/CAD) 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) |
ザックリした特徴をあげると、米ドル/ユーロは世界取引量No.1、日本でメジャーな取引は米ドル/円とユーロ/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アランド/円の3つは高金利通貨でスワップ投資向き、など。
自動売買の最強通貨ペアは AUD/NZD
↑のようないっぱいある通貨ペアの中からどれを選んだらいいんだろうと迷うことと思います。
結論からいうと、豪ドル/NZドル (AUD/NZD) がループイフダン最強といわれる通貨ペアです。
豪ドル(オーストラリアドル)とNZドル(ニュージーランドドル) の2つの通貨を使う取引のことです。
※豪ドル/NZドルはオージーキウイと呼ばれています。
この2つの通貨は同じような値動きをしますので、変動幅(2つの通貨レートの差)が小さいという特性があります。
つまり、ある一定の範囲から値動きがズレにくい、ということになります。
これは、自動売買する上でとっても重要な要素となります。
AUD/NZDが自動売買最強といわれる理由
レンジ幅(最高値と最安値の範囲)が狭い
ループイフダンは設定した範囲内での売買を繰り返すというしくみです。
そのため、狭いレンジ幅で価格が上下する方が少ない証拠金で大きく稼ぐことができるため有利です。
では、どの通貨ペアがレンジ幅が狭いのでしょうか?
過去の値動きの推移を見てみましょう。
通貨ペア | 10年周期 | 5年周期 | 3年周期 |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 50.3円 125.867~75.566 | 19.1円 118.674~99.532 | 13.3円 114.560~101.167 |
ユーロ/円 | 55.6円 149.802~94.112 | 25.4円 137.521~112.065 | 19.7円 134.151~114.408 |
ポンド/円 | 79.0円 195.910~116.830 | 32.7円 156.638~123.910 | 32.3円 156.221~123.910 |
豪ドル/円 | 45.5円 105.440~59.881 | 30.4円 90.327~59.881 | 25.9円 85.825~59.881 |
NZドル/円 | 37.0円 94.082~56.985 | 24.4円 83.938~59.475 | 20.7円 80.216~59.475 |
カナダドル/円 | 34.4円 106.552~72.145 | 17.8円 91.664~73.793 | 17.4円 91.211~73.793 |
スイスフラン/円 | 73.1円 151.479~78.347 | 19.9円 122.793~102.869 | 16.1円 122.793~106.596 |
トルコリラ/円 | 43.9円 55.980~12.002 | 23.3円 35.320~12.002 | 10.8円 22.890~12.002 |
メキシコペソ/円 | 4.5円 8.740~4.190 | 2.2円 6.430~4.190 | 1.9円 6.165~4.190 |
南アランド/円 | 6.2円 11.854~5.571 | 3.7円 9.291~5.571 | 2.9円 8.498~5.571 |
豪ドル/スイスフラン | 5009pips (50円) 1.03512~0.53413 | 2468pips 0.78097~0.53413 | 2063pips 0.74050~0.53413 |
豪ドル/NZドル | 3298pips (33円) 1.32815~0.99835 | 1308pips 1.12922~0.99835 | 1194pips 1.11775~0.99835 |
豪ドル/米ドル | 5568pips (55.7円) 1.10763~0.55078 | 2630pips 0.81378~0.55078 | 2501pips 0.80092~0.55078 |
ユーロ/豪ドル | 8204pips (82円) 1.98088~1.16048 | 6185pips 1.98088~1.36235 | 4560pips 1.98088~1.52488 |
ユーロ/ポンド | 2576pips (25.8円) 0.95107~0.69344 | 1236pips 0.95107~0.82745 | 1236pips 0.95107~0.82745 |
ユーロ/米ドル | 4210pips (42.1円) 1.45496~1.03393 | 2217pips 1.25567~1.03393 | 1715pips 1.23503~1.06353 |
ポンド/米ドル | 5783pips (57.8円) 1.71932~1.14093 | 2969pips 1.43786~1.14093 | 2841pips 1.42507~1.14093 |
NZドル/米ドル | 3377pips (33.8円) 0.88441~0.54664 | 2094pips 0.75611~0.54664 | 2001pips 0.74678~0.54664 |
米ドル/カナダドル | 5201pips (52円) 1.46931~0.94912 | 2668pips 1.46725~1.20037 | 2668pips 1.46725~1.20037 |
米ドル/スイスフラン | 3279pips (32.8円) 1.03456~0.70659 | 1589pips 1.03456~0.87559 | 1485pips 1.02417~0.87559 |
↑の表より、「豪ドル/NZドル」は他の通貨ペアと比べてかなりレンジ幅が狭いです。
(数値だけでいうとメキシコペソ/円や南アランド/円が最狭ですがマイナー通貨ということで今回は外します。)
逆にポンド/円やユーロ/豪ドルはレンジ幅が広いのでループイフダンには向いていません。
(その分、実力のあるトレーダーが裁量取引する分には優位性が高いといえます。)
2. ショック相場に強い
通常の通貨ペアで取引していると、数年に1度はショック相場があります。
大抵の人はこのようなショック相場で刈り取られてしまい、ロスカット⇒退場となってしまいます> <
そのような不安を極力少なくするためには、ショック相場に強い通貨ペアを選んでおく必要があります。
やはり、似たような特性をもっている通貨同士のペアですので、同じような値動きをすることから結果的にショック相場に強い、ということになるのです。
これはとっても頼もしい、というか安心して長期トレードができるメリットの一つです。
3. 比較的値動きが大きい
いくらレンジ幅が狭くてショック相場に強くても、エントリー&決済してくれなかったら稼げないよー。
と思われる方がいるかもしれません。
しかし、それも大丈夫です。
↓の表はどれだけ値動きが大きいのかを示す「ボラティリティ表」です。
集計期間は2015~2021年の間です。
ここで、チェックしてもらいたいのが、豪ドル/NZドルは25位中11位という成績でした。
要するに、安全性を重視しつつ利益も十分狙えるということです。
まぁボラティリティの値幅より、どのような範囲でいくらポジションを持つ、というところの設定も重要なので、ここでは十分利益を狙えるということだけ把握していただければと思います。
AUD/NZD オススメの設定方法
過去の値動きの推移を見てみると、2013年以降は1.00~1.12円ぐらいの間で推移しています。
これはループイフダンを使う上でとっても恵まれている環境にあるといえます。
よって、この間で取引できるような設定をしておけばOKということになります。
↓に3つの設定プランを用意しました。
シンプルにするために、資金は10万円で固定していますので、ご予算に合わせて取引数量を増やしてご活用ください♪
プラン1:ローリスク・ローリターン
・資金:10万円
・売買システム:ループイフダンS80(AUD/NZD)
・損切設定:なし
・取引数量:1(1,000通貨)
・最大ポジション数:12
・推奨開始価格: 1.070以上
・想定変動幅:1,000pips
(耐えられる上限値:1.07でエントリーした場合、1.11739)
↑の設定では売りのみ(買いだとマイナススワップが発生するため)として、1.07ぐらいでstartしていれば、1.117ぐらい(約1,000pips)まで上昇しないとロスカットされない安全設計です。
それでも年利10%を狙えます。
(ちなみに、株式でいうと超優良ファンドであるS&P500連動型ETFに投資しても年利5%ぐらいです。)
プラン2:ミドルリスク・ミドルリターン
・資金:10万円
・売買システム:ループイフダンB40、ループイフダンS40
・損切設定:なし
・取引数量:各14
・推奨開始価格: 1.06~10.8
・想定変動幅:500pips
両建てにして、プラン1よりレンジ幅を狭めて集中的に取引回数を増やす戦略です。
両建てですが、保有ポジション数はプラン1とほぼ同じになるのでロスカットレートも同じになります。
ただ、買いの場合のロスカットレートも追加されることになりますので、下がりすぎにも注意が必要です。
また、想定レンジから外れてしまうと稼げないので、システムに慣れてきたらサブレンジ用の設定を追加するといいですね。
プラン3:ハイリスク・ハイリターン
・資金:10万円
・売買システム:ループイフダンB20、ループイフダンS20
・損切設定:なし
・取引数量:各14
※推奨開始価格:1.06~10.8
※想定変動幅:300pips
プラン2を更に利益重視型にしたものです。
レンジの中心ぐらいになったらシステムを作動すれば、一番値動きの激しいところで集中的に稼いでくれます。
値動きが想定通りに動けば利益率は50%以上を狙えますが、万一、危険水域になったときに追加資金を投入できるぐらいの金銭的余裕は欲しいところです。
ループイフダンの始め方
ループイフダンを始めたいけど、どう始めていいかわからない人、ぜひ↓を見てみてください。
画像付きでわかりやすく始め方をまとめていますのでご参考いただければと思います。
ザックリいうと、口座開設をして、必要な資金をFX口座に入金して、ループイフダンの設定をするだけです。
最短2日で始められます。
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現在、いろいろな通貨ペアをループイフダンでうまく適用できないかを検証中です。
ある程度結果が出ましたら、オススメの通貨ペアや設定方法などをご紹介させていただきますので、興味のある方はまた遊びに来てください♪