FXの取引方法は主に2つ
通常、FXトレーダーがトレードするにはFX会社を経由する必要があります。
FX会社は、トレーダーからの注文を受けてインターバンク(銀行間取引市場)に注文を流す仲介役となります。
(個人が直接インターバンクに注文することはできません。)
しかし、FX会社の中にはトレーダーからの注文をインターバンクに流すことなく、相反する注文を相殺することで取引します。
このように、FX取引には大きく2つの方法があることがわかります。
それがDD方式とNDD方式です。
DD方式・・・FX会社がトレーダーとインターバンクの間に介入する
NDD方式・・・FX会社がトレーダーとインターバンクの間に介入しない

DD方式のメリット・デメリット
DD方式とは
DDとは、Dealing Desk(ディーリングデスク)の略称です。
この方式は、我々FXトレーダーはFX会社が独自に提示している為替レートで取引します。
これを相対取引(あいたいとりひき)といいます。
逆に、不特定多数の人が集まって取引を行う「市場取引」があります。
(例)
・相対取引:一般のお店(スーパー、コンビニ、メルカリなど)での売買
・市場取引:オークション(ヤフオクなど)での売買
FX会社ごとに若干為替レートは違いますが、提携しているインターバンクの提示レートに沿っているので、基本的にはどのFX会社でもほぼ同じレートで取引できます。
(お酒やタバコなどはどのお店で購入してもほぼ同額ですよね。そんな感じです。)
顧客同士の注文をマッチングさせる「マリー」
FX会社は、大勢のトレーダー(顧客)と随時取引しています。
そのため、FX会社にいるディーラーが顧客同士の注文を付け合わせ(相殺)します。
このような相殺することを「マリー」といいます。

例えば、あなたがドル円を3万通貨(3Lot)売り注文します。
と同時に、他のトレーダーAが2Lot売り注文し、Bが5Lot買い注文したとします。
この場合、FX会社はわざわざインターバンクに注文して手数料を支払う必要はなく、3人のトレードを仲介(マリー)すればいいことになります。
…要するに手数料分がそのままFX会社の儲けとなります。
このように、FX会社がインターバンクに注文を流さなくてもマリーで対応することで手数料を稼げるため、低スプレッドでの運用が可能になります。
インターバンクに注文を流す「カバー」
前述したマリーを使えばFX会社がインターバンクを介することなく取引ができるため手数料的にはオイシイのですが、100%マリーだけでは対応できないときもあります。
そのようなときは、FX会社からインターバンクに注文を流す必要があります。
このことを「カバー」といいます。

例えば、Aさんは2Lotの売り、Bさんは5Lotの買いをします。
その場合、2Lotまではカバーできますが、残りの3Lotは相殺できません。
そのため、そのままにしているとFX会社が3Lotの売りポジションを持ってしまうことになります。
その後、レートが変更されBさんのトレードで利益が出た場合、FX会社は逆の売りポジションを持っているため損失を被ってしまうことになります。
これを防ぐため、差分の3Lotの買い注文をインターバンクに流すことでFX会社の損失を回避することができます。
DD方式のメリット・デメリット
DD方式の一番のメリットは「スプレッドが狭い」ことです。
スプレッドはFXトレーダーにとっての取引コスト(手数料)なので、低ければ低いほど利益が増えます。
逆に、デメリットは「ディーラーを仲介させることで「取引が正しく行われているかどうかが不明」な点があります。
一昔前や実績が低いFX会社の一部では、ディーラーの不正によりトレーダーが不利益を被った、などの噂が出たこともあったようです。
まぁ今はSNS時代ですし、あからさまに怪しげな動きをしていれば叩かれるので、そのようなことはないかと思います。
億単位でFXトレードをしている人は重要な点かと思いますが、少額取引している人にとっては正直気にする必要はないかと思います。
また、2つ目のデメリットとしては、「スキャルピングができない」点があげられます。
これはマリーの処理が追いつかないときにFX会社が損失を被る可能性があるから、とサーバーに負荷がかかりシステムダウンするリスクがあるから、だと考えられます。
NDD方式のメリット・デメリット
NDD方式とは?
NDDとは、No Dealing Desk(ノーディーリングデスク)の略称です。
名前のとおり、DD方式のようなディーラーを介せずにインターバンクに注文を流してもらう方法となります。
FX会社は、DD方式のようにマリーができないため、そこで手数料を下げる努力ができない分、スプレッドを広くしています。

NDD方式のメリット・デメリット
メリットは、取引における透明性の高さです。
ディーラーに介入されないので、万が一にも不正取引が起こることはありません。
また、FX会社としても取引量を増やさなければ儲けることができませんのでスキャルピングOKになっています。
デメリットとしては、スプレッドが広いことです。
しかし、これは構造上しかたがないかもしれません。
国内FX会社の取引方法一覧
基本的に国内のFX会社はDD方式を採用しています。
少数ですがNDD方式を採用している会社もありますのでご紹介しておきます。
NDD方式の国内FX会社 | 特徴 |
---|---|
ヒロセ通商![]() | ・NDD方式では最狭水準スプレッド ・毎月更新で細部までこだわったツール ・毎月の食品キャンペーンがお得 |
OANDA Japan![]() | ・約定スピードが抜群に早い ・60種類以上の通貨ペアに対応 ・MT4、MT5対応 |
外為ファイネスト | ・STP方式とECN方式の両方に対応 ・1000通貨の少額取引にも対応 ・MT4、MT5対応 |
サクソバンク | ・業界最多水準150種類以上の通貨ペア ・プロトレーダー仕様の取引環境 ・TradingView口座連携に対応 |
FOREX EXCHANGE | ・MAX取引数量1,000万通貨に対応 ・EA(自動売買)が手軽に始められる ・MT4対応 |
ちなみに、私が使っているのはヒロセ通商【LION FX】です。
トレーダーファーストの視点+最狭スプレッド+キャンペーン豊富の3点が非常に好感が持てます。
※正直、他のFX会社は利用したことがないので使い勝手などは不明です💦
まとめ
・FX会社(ディーラー)がトレーダーとインターバンクに仲介する方式。
・トレーダー同士の注文をマッチング(マリー)する。
・マリーできないものはインターバンクに注文を流す(カバー)。
・【メリット】スプレッドが狭い♪
・【デメリット】取引が不透明…。
・少額取引、スワップ投資、FX初心者などにオススメ。
・FX会社はトレーダーの注文をそのままインターバンクに流す(カバーする)方式。
・会社の主な利益はスプレッドになるのでDD方式よりもスプレッドが広くなる。
・【メリット】取引の透明性が高い♪
・【デメリット】スプレッドが広い…。
・スキャルピングをしたい人、安心して取引したい人、FX中級者以上にオススメ。