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【子どもがわかる】国民健康保険制度をわかりやすく要約してみた

アイキャッチ:国保要約
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国民健康保険とは?

国民健康保険は、病院や薬局などで支払う医療費の負担を軽くするために作られた制度です。

病気やけがをした時には、医療費が高くなることがありますが、国民健康保険に加入することで自分が支払う金額(自己負担額)が安くなります。

国民健康保険は、自分で申請して加入することになります。
また、国民健康保険に加入すると保険料を納める必要がありますが、その金額は昨年中の所得(収入)によって決まります。

国民健康保険に加入することで、病気やけがに備えて自分と家族を守ることができます。

国民健康保険と同じような制度で、健康保険(社会保険)があります。
健康保険に加入している人は、国民健康保険と同じようなサービスを受けられるので、国民健康保険に加入する必要はありません。
(…正確には、重複して加入はできません。)

なぜ国民健康保険が必要なの?

国民健康保険以外の公的な保険制度として「健康保険」(社会保険)があります。

健康保険の加入条件(2022.10~)
  • 従業員数101人以上の企業に勤務
  • 1週間の所定労働時間が20時間以上
  • 月額賃金が8.8万円以上
  • 2カ月を超える雇用の見込みがある
  • 学生ではない

健康保険に加入できる人は国民健康保険に加入する必要はありません。

ただ、健康保険に加入できない人もいます。
例えば、自営業者や派遣社員、アルバイトなどの人は、健康保険に加入することができません。

病気やけがをした場合は多額の医療費がかかるため、健康保険に入ることができない人たちは自分で全額負担することになってしまいます。

そのため、健康保険に加入できない人が病気やけがをした場合、多額の医療費がかかることがあります。
国民健康保険に加入することで、医療費の一部を保険が負担してくれるため、自分で全額負担することになるよりも安心して治療を受けることができます。
また、万一大病を患った場合でも、高額な医療費を支払う必要がなくなります。

国民健康保険の加入方法

国民健康保険に加入するには、「自分が住んでいる市区町村の役所」(自治体)で手続きをします。

手続きの方法は自治体ごとに違いますが、一般的な手続きの流れは次のとおりです。

  1. 手続きに必要な書類を用意する(社会保険資格喪失証明書など)
  2. 本人確認できる書類を用意する(マイナンバーカードなど)
  3. 役所に行って書類に記入 or 必要書類を担当部署に郵送

こんな感じです。
あとは、国民健康保険証が発行されますので、それをもって病院などを受診すればOKです。

マイナンバーカードと保険証の「紐づけ処理」をしている人は、保険証がマイナンバーカードの代わりとなります。

基本的には保険証の提示は必要ありませんが、まだ医療機関に浸透しきっていないため、未対応のところがあります。
また、加入手続きした直後は情報の連携ができていません。

そのため、医療機関を受診する際は念のために保険証を携帯する方がベターです。

国民健康保険の保険料

国民健康保険に加入すると、保険料を支払う必要があります。

これは、もちろん医療機関を受診しているかどうかは関係ありません。
また、生まれたばかりの赤ちゃんでも保険料がかかります。(例外的に無料にしている自治体があるかもしれませんが…)

保険料の計算方法は、基本的に加入する年の前年の所得(給与・年金・事業・不動産などの所得など)から算出されます。

また、所得が0円だったとしても、固定でかかってくる金額(基本料金みたいなもの)がありますので、原則として保険料が0円になることはありません。

あと、自治体によっては、加入する人に固定資産税がかかっている場合、その割合に応じて保険料が追加される場合があります。

保険料の算出まとめ

保険料は次の2~4つの合計額となります。

  1. 所得割:昨年中の所得によってかかる
  2. 均等割:基本料金(だれでも一律にかかる)
  3. 資産割:固定資産税がかかっている人にかかる
  4. 平等割:世帯ごとにかかる基本料金

※3,4はかからない自治体もある(その分1,2が高い)

まとめ

  • 国民健康保険とは、会社員などが加入している健康保険(社会保険)などに加入していない人が加入する公的な保険のことです。
  • 加入しないままでいると、けがや病気で入院したときなど多額の医療費がかかったときに支払うことができなくなってしまいます。
    それをみんなが出し合ったお金で助け合っていきましょう、という趣旨の保険です。
  • 国民健康保険は、入りたい・入りたくないという選択制ではなくて、健康保険などの公的な保険に加入していない人は絶対に入らなければならない保険です。
  • 国民健康保険に加入するには役所での手続きが必要となります。(手続方法は役所ごとに違います)
  • 国民健康保険に加入すると、保険料を支払う必要があります。
    保険料は昨年中の所得などで算出されます。
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