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やさしく解説♪手動システムトレードで利益率up【AUD/NZD編】

手動シストレ_AUDNZD編
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手動システムトレードとは?

FXで長期トレードをするならトラリピやループイフダンなどの自動売買ツールを使うのがベターです。

…と以前にブログでまとめさせていただきました。
確かに、設定さえすれば基本的には放置プレイで稼ぎまくってくれるのでラクでありがたいです。

が、しかし、順調に稼いでいるともっと稼ぎたくなります。
そのとき、自動売買のデメリットの一つである「手数料の高さ」が気になってきます。

そのとき、だれでも気が付くと思うんですが…
「自動売買の設定をコピペして自分でやったらいーやん♪」
「じゃあその分の手数料も自分のモノだし、もっと稼げるぜー!」
と、私も思ってしまいました^^;

しかし、毎日チャートみてトレードするなら裁量トレードと変わらなかったらメンドーだなぁと思いますので、あんまり手間がかからない手動システムトレード方法を検証してみました。
自動売買に興味があるけど手数料が高いのがネックになってる方はご参考ください♪

手動システムトレードのやり方

手動システムトレードのやり方はシンプル・カンタンです。

ベースとなる考え方はマネースクエアのトラリピやアイネット証券のループイフダンと同じです。

FXの注文方法の一つである「IFD(イフダン)」を一定の値幅ごとに発注しておき、発注したポジションが決済されたら、再度同じ金額で発注する、というものです。

マネースクエアより

↑の例でいうと…
【IFD」エントリー:買100円、決済:売101円
と発注しておくと、価格が100円になったら自動的に買いポジションを持ち、101円になったら自動的に決済してくれる、という発注方法です。

この機能を自動化したものがトラリピやループイフダンですが、しくみがシンプルな分自分でマネすることができます。

手動システムトレードの一例

例えば、↓のような値動きがあったとします。

推移 やること・値動き 保有ポジション
1はじめに、買1・買2・買3の3つのIFD注文をセットします。なし
2まず、買1が発注され、買1のポジションを持ちました。買1
3値動きが上昇し、買2のポジションも保有。買1 、買2
4買1のポジションが利益確定しました。
そのため、再度買1のIFD注文を手動でセットします。
買2
5まだまだ値が上がり、買3のポジションも保有。買2、買3
6買2が利確。同じく、再度買2を手動でセット買3
7値が下がり、買2のポジションを保有買2、買3
8値が再上昇し、 買2が利確。 買2を手動でセット買3
9値が上昇、 買3が利確。 買3を手動でセットなし
10値が下降、 買3のポジションを保有。 買3
11値が下降、 買2のポジションを保有。 買2、買3
12値が下降、 買1のポジションを保有。 買1 、買2、買3

↑のような感じで、保有しているポジションが利益確定(決済)されるたびに、同じ注文を手動で入力するだけです。

めっちゃシンプルでカンタンですよね。

手動システムトレードのデメリット・注意点

↑の図をみるとわかると思いますが、デメリットはやっぱり手間がかかることです。

毎日のように利益確定されていると、それはそれで嬉しいのですが、再注文するのがメンドーになると思います。

じゃあ、毎日じゃなくて、2~3日に1回とか1週間に1回ぐらいならどうでしょうか?
大した手間にならないかもしれませんね。

なので、20pips、30pipsといった細かい値幅で利益確定させるのではなく、70pips~100pipsなどの大きな値幅にすれば…いけそうですね。

利益幅を大きくするメリットは、頻繁に取引しなくてもいいという点だけじゃなくて、スプレッド(手数料)がよりかかりにくくなるという利点もあります。

手動シストレの各種設定値(AUD/NZD)

これ以降は、手動シストレをする前に知っておくべき情報を集める作業です。
ただ、この作業は自動売買するときでも必要不可欠な情報です。
(自分がトレードするための設定値を把握している人は読み飛ばしてOK)

豪ドル/NZドルのレンジは?

それでは、豪ドル/NZドルでの手動シストレの設定方法を公開します。

まず、今までの豪ドル/NZドルの値動きをチェックして、過去最高値・最安値を知っておく必要があります。
理由は、もちろんロスカットにならないように計算するため。

ということで、2005年~現在までの値動きをみてみます。

2013年より前は値動きが激しく上下して上昇トレンドでした。
が、2013年~現在までは1.142~0.999の間でながーい期間横ばいが続いています。

じゃあ、今後もこの流れが続くと仮定すると、このあたりに手動シストレを発動させておけばいいんじゃね?ですね。

ただ、せっかく手動シストレにするので、もう少し勝率&利益をupするような方法をとることにします。

このチャートをもう一度見てみてください。
これはオーストラリア・ニュージーランドの関係を示すものでもあります。
ファンダメンタルズ分析はあまりしないのですが、ザックリ現在の国力・関係をみたところ、今後すぐにニュージーランドドルの方が貨幣価値が高くなるようなことは起きにくいと思われます。
逆に急激にオーストラリアドルの価値が高まるようなことも考えにくいでしょう。

よって、上昇は伸びしろがある(現状のレンジから超える)可能性がありますが、下降は過去最安値を更新する可能性は低いと思われます。(絶対ではない)

よって、青いレンジでは買いポジションを通常よりも多めにもつことが合理的な戦略です。

ロスカット対策:資金とポジション数量を計算

仕掛ける値幅がわかったら、次は強制ロスカット対策です。

損切りはナシで運用する予定なので、最大の問題はロスカットにならないように調整することです。

ロスカットラインは自分で計算することもできますが、各種FX会社がシミュレーションツールを用意してくれていますので、自分が運用するFX会社でロスカットされない設定を確認しておきましょう。
※コレ、すごく重要なポイント!

今回は、一つのサンプルとして↓のような条件でのロスカットラインを確認してみます。

AUD/NZD ロスカットライン(個人)

・口座資産:30万円
・レート:1.04132(2021.9.5現在)
・数量:45,000(1Lot=1万通貨でいうと4.5Lot)
・スワップ:0円
・売買:

↑上記の条件だと、ロスカットライン:0.99626

※セントラル短資FX:FXダイレクトプラスより

今回は資金30万円でロスカットにならない程度のポジション枚数は45,000となります。
使える資金が多い人は、↑の数字に掛け算するだけでロスカットラインを計算できます。
(例)資金90万円ある人は、45,000×3=135,000までポジション保有OK

<注意点>
↑のロスカット計算は1.04132NZDを45,000保有したとき、となっています。
しかし、実際の注文は購入価格をちょっとずつ変えて複数保有するスタイルとなります。
なので、ロスカット計算は自分が予定するポジションを全部持ったときの平均値で計算してくださいね。

<スワップ>
FX会社によって変動しますので、ご自身の運用するFX会社で確認してください。
ちなみに、一般的にAUD/NZDは買いスワップはマイナスになっています。

<トラリピでの試算>
ポジション保有数(トラリピでいう「注文金額 合計」)35,000通貨で試算しています。
10,000通貨少ない資産額なので参考程度ですが、シンプルに↓の設定で手動シストレするのもアリです。
ロスカットレートが低くなるので、更に安全設計になっています。

仕掛ける本数・利幅を決める

仕掛ける本数(本数)

保有ポジション数が決まったら、仕掛ける(エントリーする)本数を決めます。
つまり、何pips間隔でポジションを持っていくか?です。

ポジションの間隔(値幅)

・本数が小さいとエントリーはしやすいが、ポジション数量は少なくなる。
・本数が大きいとエントリーしにくいが、ポジション数量を多く持てる。

(例)100円~103円で保有ポジション数30,000で手動シストレする場合

・値幅を0.5円にすると…発注本数は7(100,100.5,101,101.5,102,102.5.103)
・値幅を1円にすると…発注本数は4(100,101,102,103)

ポジション数量は30,000なので
・値幅0.5円のとき、注文1回あたりの保有ポジション数は30,000÷7≒4,000
・値幅1円 のとき、注文1回あたりの保有ポジション数は30,000÷4≒7,000

よって、より広範囲に仕掛けて少額×回数で稼ぐか、1回あたりの保有ポジション数を多くして1回の利益を大きくとるかの戦略になります。
好みがわかれるところですし、利益確定するpips数(利幅)にもよりますが、極端に多い・少ない量にしない限りはそこまで気にしなくてもよいかもしれません。

利益確定する値幅(利益値幅)

↑の仕掛ける本数と似ていますが、こちらは利益幅をいくらにするか?ということです。
つまり、1本あたりのポジションが何円稼いだら利益確定するかを決めることになります。
これは設定によって利益に直接影響してくる大事なところです。

数多くのFXトレーダーがいろいろな利益値幅で利益率を分析していますので、始めたばかりの人はとりあえず複数の先輩トレーダーが推奨する利益値幅でやってみることをオススメします。
慣れてきたら自分でいろいろと値幅を変えてトレードしてみて、自分に一番しっくりくる値幅を採用したらいいと思います。

AUD/NZD手動シストレの設定1(超シンプル版)

予算30万円、買いのみ、利益値幅80pipsでの設定方法

↓の条件設定で手動シストレを行います。
※はじめて手動シストレする人がわかりやすいように、価格によってポジション数を変える、といったテクニックは使っていません。

通貨ペアAUD/NZD
買・売
予算30万円
仕掛ける範囲1~1.0735
保有ポジション数50,000 (5万通貨)
仕掛ける本数50(値幅 0.0015)
1本あたりの通貨量1,000通貨
利益値幅80pips (0.008)
↑条件のロスカットレート1.00033 NZD

新規注文(IFD)のやり方

具体的な注文方法は↓のとおりです。
セントラル短資FX:FXダイレクトプラスを使って説明します。

・通貨ペア:AUD/NZD を選択
・注文方法:IFD を選択

新規注文決済注文
・売買: を選択
・注文条件:指値 のまま
・注文レート:1 に変更
・有効期限:無期限 に変更
・売買: で固定
・注文条件:指値 のまま
・注文レート:1.008 に変更
・有効期限:無期限 に変更

↑のように変更したら、「注文を確認する」をクリックします。

↑の画面が表示されるので、間違っていないかを確認して、「注文する」をクリックします。
これで1本目のポジション注文が完了しました。

2本目以降の注文は、新規注文と決済注文の「注文レート」を変更するだけでOKです。
(他の数値は前回と同じにする)

今回であれば、これを50回注文を入力すれば準備完了となります。

オススメな方法として、Excelやスプレッドシートなどに↓のような注文一覧表を作っておけば把握しやすいと思います。

あとは決済通知をONにしておき、決済されたポジションが出たとき再設定するだけです。

AUD/NZD手動シストレの設定2(買・売)

予算30万円、買い&売り、利益値幅80pipsでの設定方法をご紹介します。
条件設定は↓のとおり。

<買い>

買・売
仕掛ける範囲1~1.068
保有ポジション数45,000 (4.5万通貨)
仕掛ける本数35(値幅 0.002)
1本あたりの通貨量1,000通貨
(1~1.018までは2,000通貨)
利益値幅80pips (0.008)
↑条件のロスカットレート0.996 NZD

買いは1.000~1.018の間は2,000通貨で購入し、レアなチャンスで大きく稼ぐ戦術にしています。

<売り>

買・売
仕掛ける範囲1.1~1.066
保有ポジション数35,000 (3.5万通貨)
仕掛ける本数35(値幅 0.001)
1本あたりの通貨量1,000通貨
利益値幅80pips (0.008)
↑条件のロスカットレート1.146 NZD

売りはシンプルに注文数量はすべて1,000に統一です。

買いと違う点は、値幅を0.001にしているところです。
もっと高い位置から広範囲に仕掛けたい人は、値幅を広くして1.126ぐらいまで範囲を広くしてもいいかもしれませんね。

手動シストレ(AUD/NZD)のオススメFX口座

どのFX口座を使って手動シストレをするのがいいのかを検証してみました。

FX口座 売り 買い スプレッド スプレッド特記事項
Lion FX-2.3-17.21.8pipsAM3:00~AM9:00:3.6pips
ループイフダン2-3
トラリピ-1-6非公開
トライオートFX0.03-0.155.8pips+手数料4.0pips
セントラル短資FX001.0pips
マネーパートナーズ0.02-0.19非公開
みんなのFX15-162.9
SBI FXトレード1.891,000通貨の場合
外為どっとコム001.9
2021.9.5 各社公式サイトで確認

↑の表はAUD/NZDにおけるFX口座のスプレッドとスワップをまとめたものです。
(SBI FXトレードの口座をもっていないのでスワップは不明です)

手動トラリピ向き

・スプレッドはできるだけ小さい方がいい!
・買いだけのトレードならば買いスワップがプラスの口座がベター。
・買いと売りの両方するのなら、買・売スワップの差が少ない方がベター。

  • スプレッドNo.1:セントラル短資FX
  • 買いスワップNo.1:セントラル短資FX・外為どっとコム
  • 売りスワップNo.1:みんなのFX

スプレッドは完全に手数料ですので、もちろん安い方がいいに決まってます♪

スワップは日々変動しますので、頻繁に順位が入れ替わることになります。
また、プラススワップだったのがいつのまにかマイナススワップになっている、ということもあり得ます。
なので、スワップは参考程度にしておけばいいです…がマイナススワップがあまりに大きいと蓄積ダメージが大きいのも事実です。

よって、理想的なのは現時点で買い・売りのスワップが0円に近いものがいいです。(どっちもプラスなら一番嬉しいんですが…)

まとめると、総合No.1なのは「セントラル短資FX」となります。
↓のリンクから口座開設が可能です。

FXダイレクトプラス

まとめ

いかがでしたでしょうか?
手動シストレってなんかいろいろ考えることが多くてメンドーだなぁと思いましたか?

でも、自動売買でやるときも考えなきゃいけないことは同じです。
運用資金(予算)はいくらにしようか?どの通貨ペアにしようか?価格帯はどの範囲でトレードしようか?利益値幅は?ポジション数は?暴落(暴騰)してもロスカットされないかな?
などということは、自動売買をするにしても自分で把握しておかなければいけない情報です。

自動と手動の違いは、最初に設定した後の管理を自動でやってもらうか?自分でするか?というところだけです。

1週間に10分~1時間程度の作業量ですが、それでも時間が取れない人は自動売買でいいと思います。
ただ、少しでも利益率をUPさせたい人は手動シストレに挑戦してみてください。

メンドーだと思った方は自動売買(トラリピ)におまかせしてもいいかも。
私もトラリピやってます♪

マネースクエア
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