8月になって、メキシコペソ円の動きは大人しいですね。
上昇からの調整期間ともとれる動きですが、8月中旬ぐらいまでの値動きを予想してみます。
自分で活字にして考えたシナリオをまとめておくと、実践でトレードするときに自分自身がとても役に立っています。
売買する前にトレード計画を立てる、シナリオを考えることはオススメですよ。
私がトレード計画を立てる前提として、↓のような自分ルールに基づいて計画していますので、各自のトレードスタンスに応じてアレンジしてみてください。
メキシコペソ円のmyトレードルール
現時点でのメキシコペソ円の基本的なトレードルールを↓のように決めています。
- 長期保有目線でいくがチャンスがあればデイトレもやる
- 売買差益+スワップ金利の両方を狙う
- 買いだけでトレード(高確率で下がることがわかっているときは売りも検討)
- レバレッジは3倍まで
- 損切はしない
- 分析方法はテクニカルのみ(ファンダメンタルズは考慮しない)
↑のルールを守ることで、エントリーするポイントが間違っていたとしてもロスカットされることなく安全・安心の放置トレードが可能です。
「買い」だけでトレードしたりレバレッジを3倍程度に抑える目的は、間違って高値掴みしてしまっても、スワップを受け取ることで売買損益をカバーできるからです。
ただし、損切りしないというスタンスなので、レバレッジを掛けすぎないようにしたり、高値圏ではポジション保有比率を減らす、という工夫が必要になります。
また、スワップ狙いだけだと利益を出しにくいですが、為替差益を狙えるところ(分析上一時的な下げで戻りが期待できそうな場面)ではややレバレッジをかけて差益を取っていくスタンスにしているので、年利50%以上を狙うことも十分可能です。
2021年8月9日以降の相場予想
4時間足チャートの分析
200日単純移動平均線を見てみる
<値動き(ローソク足の集合体)>
まずは、200MAだけを表示させた状態で、ローソク足の集合体である値動きを見てみます。
パッと見、だれがどう見ても上昇トレンドですね。
直近にガツンと下げたものの、その下げたpips以上に上昇して高値更新をしています。
つまり、この時点ではかなり上昇のチカラが強いことがわかります。
ただ、その後は高値更新するような上昇ができず、ズルズルと安値を切り下げて下降しています。
直近の値動きは、下降しても前回安値を更新するほどの下げではないため、下げトレンドがいったん収まったかのようにも見えます。
<200 MA(単純移動平均線:期間200)>
ちなみに、200MAを見ると、全体的には上昇トレンドですが上昇の傾きが緩やかになって、最近は水平に近くなってきました。
ということは、上昇のチカラが弱くなっていることがわかります。
上昇の勢いが落ち着いて、一旦調整の期間を挟んでいるのか?それとも下降していくのか?
よくわからない微妙な値動きとなっています。
値動きと200MAを見た感じでは「うーん、よくわかんない。まぁ、値動きの様子をみながらレンジ戦略でいくのがベターかな。」という0印象です。
エリオット波動を見てみる
次は、エリオット波動を使ってみます。
最安値から番号をつけていくと、上昇の5波が終わったのかと思わせる感じになっています。
上昇5波がこれでいいのならば、次は下降の5波になります。
少し小さいですが、下降の5波も↑のとおり書けそうです。
下降の5波も相場に適用されるとしたら、次は再度上昇するとも考えられます。
また、下降のエリオット波動はまだ途中ともとれますし、そもそもエリオット波動が有効ではない値動きである場合もありますので、過信することはできません。
あくまで参考程度に考えておきましょう。
FE(フィボナッチエクスパンション)を見てみる
上昇の起点となった地点からの山にFEを使ってみます。
この方法で引くと、161.8%がかなり上の方に来てしまいます。
FEが効くとするならば、次の段階で上昇していくときにココ(5.76円)まで伸びていく可能性はあります。
ただ、現時点ではローソク足と絡むことがないので、今すぐは使えないと判断します。
<今回、FEを引き直ししてみて…>
前回のラインも今後影響するかなぁと思って、一応残してみました。
ただ、直近の値動きではまだ影響がないので、相場に作用するように引き直してみました。
そうすると、ちょうどFE161.8%(5.608円)のラインで上昇が止められていることがわかりました。
これは、次回も効きそうな感じがしますので、買いで保有するときは、一旦ここまでで利確する方がいいかもしれません。
FR(フィボナッチリトレースメント)を見てみる
上昇の起点である最安値からFRを引いてみます。
6月の急下降で50%にタッチして上昇していました。
FRの最重要数値である38.2%にはまだ届いていません。
しかし、ココに向かって下降しているのであれば、5.388円にタッチしたら絶好の押し目買いポイントになりそうですね。
また、今の値動きは50%にタッチしたときのような急下降で下がっているわけではなく、下降&60%程度上昇を繰り返しながらダラダラと下降しています。
ということは、徐々に下降はしているが、上昇のチカラも余力がある(買いをしているトレーダーがある程度いる)ということです。
これも、38.2%地点で押し目買いができる理由の一つとなります。
<今回、FEを引き直ししてみて…>
FEと同じ場所からFRも引いてみました。
これまたFEと同じように相場にバッチリ作用しました♪
(前回、もう少し深く調べとくべきでしたね。)
まぁこれで、38.2%ラインが使えることがわかりましたので、次回5.423円あたりになって、値動きが停滞したら買っていきたいところです。
トレンドラインを見てみる
前回同様、上昇のトレンドラインが引けそうなので、ヒゲ・陽線&陰線の実体を通すようにラインを引いてみます。
このラインはある程度現在の相場に効いてそうなので、次に値動きがラインにぶつかったときも反発・上昇してくれそうな気がします。
が、気になる点としては、トレンドラインと200MAが近づいてきたので、そろそろどちらかに強く動くかもしれません。
まぁトレンドラインの賞味期限は一画面に2~3回ぐらいと思っていますので、使えるのはあと1回ぐらいかなぁと思います。
4時間足チャートの分析まとめ
ツール | サイン | トレンド |
---|---|---|
値動き | ? | レンジっぽい。 レンジBOX圏内で上下しそうならレンジ下限からの買い。 |
200MA | ? | ↑と同じ。 |
エリオット波動 | 買? | 上昇→下降終了? 調整期間継続中なのか?上昇に転じるのか? |
FE | ? | 天井をつけて下がっている。 再度161.8ラインを目指して上昇するか? |
FR | 買 | 38.2%(5.423円 or 5.388円)まで下がれば押し目買い。 |
トレンドライン | 買 | ラインでぶつかれば買えそう |
ザックリいうと、しばらく様子見orレンジ戦略でちまちまトレード推奨。
ただ、レンジ期間が長引いても下がらないなら買えそう、という感じです。
1時間足チャートの分析
4時間足チャートである程度分析したので、1時間足ではザックリ見てみます。
1時間足チャートにFRとトレンドライン2本を引いてみました。
<FRがH4とH1でピタリ>
4時間足で引いたFR38.2%のラインに水平線を引いておきました。
で、1時間足でも上昇の起点にFRを引くと、FR61.8%のラインとピッタリ重なりました。
このようなパターンではより強力な根拠となってくれますので、このライン(5.423円あたり)で買えそうです。
<トレンドラインから>
前回の予想ではブルーの下降ラインを引いていました。
が、それをブチ破って、オレンジのやや上昇ラインが引けそうです。
安値を切り上げていることから、少し買いのチカラが強くなってきているのかなと思わせる動きとなっています。
ただ、またブルーの下降ラインまで落ちる可能性もありますし、これだけで「上昇トレンドになった」とは言えません。
そのため、4時間足チャートからの方向性を引き継ぎ、今回はレンジ戦略を考えてみます。
<レンジ戦略>
レンジというのは範囲です。
つまり、上限と下限を決めてその範囲内で値動きが上下すると予想してトレードします。
もちろん、上限と下限は自分で勝手に決めるものですので、その範囲から値動きが飛び出してしまうことは普通にあります。
が、全体の相場の70~80%はレンジ相場といわれていますので、レンジ戦略を考えてみるのも一つの手です。
レンジ戦略は↓の3つが基本です。
- 下から買う。
- 上から売る。
- 真ん中では様子見。
今回の相場に当てはめて具体的な数値に置き換えると…
- H4 FR38.2%ラインである5.423円で「買い」
- 高値ラインである5.590円で「売り」
- それ以外では様子見
となります。
また、勝率を上げるためには売りではなく「買い」を推奨します。
理由は日足チャートでは上昇トレンドが続いているからです。
いつレンジを抜けて再度上昇トレンドに移行するかはわかりません。
が、「トレンドに乗ってトレードする」というのは一番勝率が高い手法です。
レンジ相場と予想したのは一個人のシナリオの一つであるため、レンジ相場ではない可能性も十分あります。
が、全体的に上昇トレンド、というのは誰でもわかることです。
よって、「買い」です。
シナリオ(値動き予想)まとめ
私が現在メイン取引として使っている「セントラル短資FX」です。
スワップ金利が業界トップクラスであり、売買手数料にあたるスプレッドも最安値ですので、私が大好きなFX口座の一つです♪
スマホアプリも大幅updateにより使いやすくなっているので、興味があれば↑のリンクより詳細を見てみてください。
<注意点>
・これは単に個人が相場の値動きを予想したものにすぎませんので、この内容通りにトレードしても勝つかどうかはわかりません。
・トレードは自己責任でお願いします。