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小遣い制サラリーマンでも浪費を防ぐ具体的方法

小遣い制でも浪費を防ぐ
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我が家は夫婦共働きです。

相方は「資産運用」と聞くだけで不安な顔をしてくる人で、典型的な貯金第一主義者です。
それじゃ令和の時代は生き残れないよー、と金融リテラシーを高めるために自分が勉強したことをしゃべっているのですが、頑固な性格のためあまり言いすぎると逆効果になりそうなので、タイミングをみて小出しに言ってます。

こんな感じの家庭なので、そこそこ収入はあるはずなのに、貯めるチカラが不足しているためあまり資産が増えていきません。
が、自分ができる範囲で支出を抑えていき、お金が貯まるように工夫していくことで、少しずつ資産が増えていくようにしていきました。

今回は、私と同じような境遇の人に向けて、家族のためにどうやって財産・資産を増やしていけばいいのか、という点で参考になればと思います。

<前提条件>

  • 自分は小遣い制で、相方が家計費を握っている。
  • 自分より相方の方が金融リテラシーが低い。
  • 夫婦共働きで、相方も仕事がそこそこ忙しい。

方法1:自分の固定費を見直してみる

まず、はじめにできることは自分のお小遣いの中でムダなものを排除していくことです。
やはり、相手を動かすよりも、自分から動いた方が効果が高いですし、相手も自分の行動を見ていますので少しずつ意識が変わっていくと思います。(願望?)

例えば、月3万円のお小遣いがあるとします。
使い道の内訳は人それぞれかと思いますが、スマホの通信費や昼食代、飲み代、娯楽費(タバコ、酒、趣味、ギャンブル)などがあるとします。
その中の一つひとつを見直していきます。

  1. スマホ代が月5,000円かかっていれば、楽天モバイルや格安SIMに乗り換えて月3,000円にすると、月2,000円(年24,000円)支出が減ります。(つまり資産が増えます。)
  2. 昼食代を毎日500円かけていれば、家にある残り物を持参したり、昼食を抜いたりすることで0円にできますので、月8,000円(年96,000円)資産が増えます。
  3. 仕事に行ったときに毎日コンビニや自販機でコーヒーを買っている習慣を止めて、水筒を持参するだけで月2,600円(年31,200円)増えます。

たとえ他の支出が見直せなくても、上記の1~3を行うだけで月に12,600円(年間約15万円)も節約し、資産として増やすことができるようになります。
私は現在これらすべてを行っていますが、慣れれば生活に全く問題ありません。
いきなり全部を実践するのはタイヘンと思われる方は、少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。

方法2:少しずつ家計費に首を突っ込んでいく

自分ができるところまで浪費をカットしたら、次は家計費に手をつけていきます。
相手の理解が得にくい、と判断できるときは、あくまで自然に始めていくことが大事です。(相手の出方にもよりますが…)

例えば、日常的に使っている支出(食費、電気・ガス代、インターネットなどの通信費、ガソリン代などの交通費、など)から始めてみるとやりやすいかと思います。

相方がこれらのすべてを管理しているとして、こちらができる具体的な行動としては…

  • 支払方法が現金払いや口座引き落としにしている場合は、ポイントが優遇されているクレジットカードでの支払方法に変更する。
  • 電気代は電気代比較サイトをみて、他の方が安ければ乗り換えを検討する。
  • インターネットは使用用途によるが、光回線などでなくても十分動画は見えるので、ケーブルテレビなどの安いプロバイダへ変更する。
  • 話の流れで可能であれば、相方のスマホ代にも突っ込んでいく。

話のタネ的にこのような提案をしてみて、相手が乗ってきたら具体的に「調べたら月に〇〇円ぐらい下がるっぽいよ。」「〇〇さんも替えたらしいし。」みたいな感じで自然にもっていってください。
口論にならないように注意しましょう。

地味ですが、食費、電気代、ガソリン代の支払いをクレジットカードにするだけでも月500~700ポイント(年8,000ポイント)ぐらい貯まります。(100円1ポイントで計算)
1ポイント1円と考えると、年8,000円儲かることになりますよ♪

また、通信費は意外と家計費へのウェイトが大きいですから、光をケーブルテレビにすると月5,000円→3,000円ぐらいになりますので節約効果が高いですよ。

ちなみに、私が実践した方法はコチラ。

相方が仕事が忙しいので、私が食料の買い出しに行くことが増えてきました。
私はお小遣い制なので、自分が買いに行くたびに相方から食費を後払いでもらっていたのですが、毎回もらうのも面倒だし、相方も手持ちがないときがありもらえないままになることもありました。
なので、「今のやり方は手間だし効率悪いので、家計費で使うためのクレジットカードを1枚作ろう。」と提案しました。
OKをもらったので、カードの引き落とし先を共有で貯めている口座に指定して完了です。
あとは、家庭での支出をすべてそこにまとめていくことでお金の流れが把握できるようになり、ポイントもガンガン貯まります♪

方法3:大きな支出を占めている固定費に切り込む

家庭での支出で見逃せない固定費とは、やはり「保険」「」「住宅」です。

このうち一つからでも見直しができれば、今後自由になるお金が増えていきます。
しかし、ココは生活に関わるところであったり、個人の価値観が強く出るところですので、話し合った結果ダメなら仕方ありません。
なかなか手を付けにくいところではありますが、いろいろな知識を吸収して相方に教えてあげるつもりで話をしてみるといいと思います。

保険は最低限の補償でOK

日本人は保険が大好きです。
心理的な側面があり、保険を質を落としにくい気持ちはわかります。
しかし、日本では社会保障がとっても充実していますので、必要以上の保険に入っていても使うことがほとんどありません。
よって、家族構成や相方の考え方にもよりますが、補償内容を見直していくことが大事です。

保険の種類は大きく3種類あります。

定期保険 … 保険期間があって随時更新するタイプ。保険料は安価。

終身保険 … 生涯保障が続くタイプ。保険料を払い込んでいくと解約返戻金がある。保険料がやや高い。

養老保険 … 満期になれば満期保険金が、それまでに死亡したら満期と同額の死亡保険金がもらえるプラン。保険料が高い。

効率的に資産を運用していきたいのならば、定期保険一択です。
理由は2つあります。

  1. 終身・養老は資産積立型なので、その分保険料が高いから
  2. 資産運用するのなら保険会社に頼まずに、個別にした方が手数料が安いから

例えば、終身保険で月1万円を30年間支払うと360万円になります。
保険料の払い込みが終われば400万円となって返ってくるとすれば、40万円(110%)増えたことになります。
しかし、同額をつみたてNISAなどでインデックス投資(3%運用)をすれば、580万円ぐらいになりますので、220万円(160%)も増やすことができます。

このように、「保険を掛けてるついでにお金が返ってきたらいいですよね。ぜひ将来のために。」みたいなセールストークで積立型の保険に入っている人が多いのですが、今は簡単に個人で資産運用できる時代ですので、全く必要ありません。
保険のメインはあくまで保険。資産運用は自分でやる。
というスタンスで考える方がムダなコストをカットできますよ。

ちなみに、我が家では数年前に保険の見直しを行いました。
でも、あれから何年も経っていますし、新たな知識も得られたので、再度見直ししてようと検討中です。

車は贅沢品!移動が目的ならコスパを一番に考えて

車は好きな人が多いアイテムの一つですね。

でも、車を維持することはホントにお金がかかります。
車の維持費は約30~40万円かかるといわれています。

車の維持にかかる費用一覧

  • 自動車税(年1回)
  • 重量税(車検ごと)
  • 自賠責保険(概ね車検ごと)
  • 自動車任意保険(契約により月払い、年払いなど)
  • 点検費用(法定点検年1回、法定費用+整備費)
  • 車検費用(隔年、新車時のみ3年。法定費用+整備費)
  • 駐車場代(賃借の場合、毎月)
  • 燃料代(ガソリン、軽油)
  • 消耗品費用(タイヤなど)

上記の費用に加えて、車両購入費用(ローンで購入するときはローン金利)がかかります。
リーズナブルな車を購入したとしても、10年間で500万円以上支払うことになります。

そうは言っても、田舎に住んでいるから車は必須アイテムなんだー。
という人がいると思います。
その場合は、できるだけ車にかける費用を抑えるように工夫してみましょう。

例えば…

  • 車体価格が安い新古車、中古車
  • 税金面で有利な軽自動車
  • 燃費が良いコンパクトカー
  • 車の保険を見直す
  • 車の買い替え時に下取り価格の比較をする

このように、少しの努力で車の維持費を下げることも可能ですので、一度検討してみることをオススメします。

都会に住んでいる人は、ホントに車が必要なのかを再検討してみて、車を持たない、という選択肢も一つの手です。
遠出したり、使いたいときだけカーシェアリングやレンタカーで対応する方が結果的に安く済みますよ。

ちなみに、私は車に全く興味はありませんが、相方が車好きなので出費がキツイです…。
(ココはちょっと諦めモード)

マイホームを持つか、借家にするか…

マイホームvs借家は永遠のテーマです。
その人の価値観によってちがいますので、どっちがいいということはできません。

ただ、マイホームは資産ではなく、不動産投資の一つという考え方でいくと、ほとんどの人がマイホームをもつことで負債を抱えていることになります。
例えば、土地・家をまとめて5,000万円で購入したとします。
それが、数年経って事情があり売ることになってしまったときに5,000万円以上で売れるでしょうか?
大抵の場合、売れても2~3割程度は下がっているかと思います。
日本は中古の家を購入する、という文化があまりないので、中古物件は高く売れません。
また、地価も下落傾向にありますので、よっぽどいい土地でないと土地の価格が上がることも期待できません。
よって、5,000万円で買ったのに売らなければならなくなったとき、1,000万円以上も損してしまうことになります。

また、家の維持費は思いの外お金がかかります。
外壁、水回り、設備、備品などのメンテ、家に関する保険料、固定資産税など、アパート暮らしでは支払わなくてよかった費用も掛かってくることになります。

マイホームは購入代金・維持費にかかる費用が高く、かつリスクが高い商品なのです。
株式投資はリスクがあるからしたくない、でもマイホームは買いたい、と言っている人は、マイホームのリスクを十分理解してから購入を検討するべきだと思います。
セールスマンの「月々家賃を払うよりも、その家賃分でマイホームを購入する方がいいですよ♪」という話術にダマされないように、冷静に自分でよく考えて購入しましょう。

ちなみに、我が家はマイホーム購入済です。(もっと早くに知っておけば…)
しょうがないので、今は住宅ローンの借り換えを検討中です。

逆効果?レジャー・外食・趣味は放置でOK

ここまで、節約・倹約方法についてお話してきましたが、お金を使うべきところでは使えばいいと思います。
すべてのことについて、節約節約と言われると、生活での楽しみがなくなりますし、本来お金を貯めることが目的ではないからです。

なので、普段節約して貯めたお金を外食や旅行、欲しかった服やバッグなどに使っちゃってください♪

それでも、上記のことをやってきたアナタならば、お金を貯める重要性もわかっていると思いますので、貯まったお金の一部を投資に使うことをオススメします。

投資はiDeCoやつみたてNISA、ETF(全世界株)などがオススメですよ。